「カルボフラン」使用禁止に 人体に深刻なリスク

 国家衛生監督庁(Anvisa)は人体に害をもたらすとして、ピーナッツや米、トマト、バナナなどをはじめとする様々な作物の栽培に用いられている農薬「カルボフラン」の使用をブラジル全土で禁止した。19日付官報で告知されたとして伯メディアが同日付で伝えた。
 今回の決定では、綿花、ピーナッツ、米、ジャガイモ、ニンジン、豆、タバコ、キャベツ、トマト、小麦の栽培におけるカルボフランの直接使用が一切禁じられた。また、バナナ、コーヒー、サトウキビについては当該農薬の使用を完全に中止するにあたって、この決定が告知された日から6カ月間の猶予期間が設けられた。
 なお同庁は、カルボフランのブラジルへの輸入並びに国内での販売についても、告知の日から3カ月後に全面的に禁止すると決めた。
 同庁は2016年に、農薬の残留状況を調べたオレンジの検体の11%が、カルボフランに関連する危険性を示したとする調査結果を公表。カルボフランの定期的な使用は水の中にも残留物を残し、その神経毒性作用によって、例えば神経細胞を死滅させるなどといった神経系統の損傷を引き起こし、「ブラジルの人々に対する深刻なリスクを示している」と結論付けた。
 カルボフランの使用はすでにいくつかの国において禁止されている。中国では02年に野菜、果樹、茶、薬用植物に対する同農薬の使用が禁止された。また、米国では09年に、カナダでは10年に、カルボフランの使用が禁じられた。

2017年10月21日付

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