「ショッピング25」 再開で市役所と交渉=サンパウロ

 【既報関連】サンパウロ市の観光名所の一つとしても知られている同市内中心部の商店街「ビンテ・イ・シンコ・デ・マルソ街」(Rua 25 de Março)において今年9月、主に中国人らが運営し、密輸品や偽造品などの違法製品を販売する小規模な小売店がびっしりと入居していた商業ビル「ショッピング・ビンテ・イ・シンコ・デ・マルソ」が市当局によって閉鎖されたが、現在、市とこの商業施設の間で今年のクリスマス前の営業再開に向けた交渉が行われている。

 2日付伯メディアによると、市側は同施設の再開に当たって、施設のオーナー自らが違法製品の販売を監視することを約束することなどを求めている。

 この施設はサンパウロ市内における違法製品販売の象徴的な存在だが、市役所はこの機会にこれを潰してしまおうとは考えていないらしい。報道によると、同市のアンデルソン・ポミニ法務局長は「市役所は、900家族を雇用し市に税金を納めるこの施設を閉鎖させたままにしておく気はない。しかし、違法製品の撲滅を止めるわけにはいかない」と話す。

 市側が同施設に対して求めているのは、テナントとして営業する各店舗がノタ・フィスカル(課税伝票)のない製品や偽造品を販売するのを防ぐためのコンプライアンス(法令順守)体制の構築であり、違法製品を扱わないということを各テナント契約に盛り込むということだ。この場合、あるテナントが違法行為を犯したことが発覚すれば、そのテナントは同施設から放逐されるが、施設全体が閉鎖されることはない。しかし、施設自体が法を守らなかった場合は、10万レアルの罰金を科され、さらに、建物が
封鎖されることになる。

 商業施設側は報道担当者を通じて、市側と交渉していることを認めた上で、海賊製品販売のイメージを追い払うために有名ブランドのアウトレット(大量仕入れによる安売り)展開を含む「ブランドの再配置」を模索すると明かした。

2017年11月7日付け

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