「ラブ・ストーリー」民事再生申立て 17年に客数半減、経営悪化=サンパウロ

 サンパウロ市内の有名ナイトクラブ「Love Story」(ラブ・ストーリー)は6日夜、170万レアル(約5100万円)に上る債務の凍結を目的として、裁判所に対して民事再生手続きを申し立てた。伯メディアが7日付で伝えた。

 「ラブ・ストーリー」は今から約26年前に営業を開始。2010年に現在の場所(Rua Araujo)、サンパウロ市の旧市街レプブリカ地区の、ブラジルを代表する建築家であるオスカー・ニーマイヤーが手がけた「コパン・ビルディング」(Edificio Copan)の向かい側に移転した。

 同店は最大収容人数500人という大型店にもかかわらず店内はいつも満員で、14年に390万レアル(約1億1700万円)だった年間売上高は15年には440万レアルに伸び、ブラジルが不況の真っ只中にあった16年もほぼ前年並みの420万レアルを維持した。しかし、好調だったのはここまでだった。毎晩500人を数えた客の数は17年には200~250人へと半減し、年間の売上高も290万レアルまで落ちた。そして、ラブ・ストーリーの経営は一気に苦しくなった。店主はここ18カ月の間に、ウェイター、ウェイトレス、料理人、清掃補助員、バーテンダー、警備員、駐車係、DJ、音響技術者など、全従業員70人のうちの30人を解雇しなければならなかった。

 なお、今年に入ってからは売り上げが明らかに上向いている。18年上半期(1~6月)の売上高は17年の年間売上高の65%以上、190万レアルに達した。同店の経営陣は、債務を返済したい、そして、夜のサンパウロで競合する他店の先を行く近代的な店へと改修したいと考えている。

2018年8月9日付

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