「世界から腰痛をなくしたい」 Yamamoto氏が聖市で講演活動

「世界から腰痛をなくしたい」 Yamamoto氏が聖市で講演活動
Yamamoto氏(前列左から3人目)と講演に参加した人々

筋肉の緊張緩める治療法も実践し

「世界から腰痛をなくしたい」 Yamamoto氏が聖市で講演活動
参加者の協力を得て実践的な講演を行うYamamoto氏(右端)

 「世界から腰痛をなくしたい」との思いで、日本国内をはじめ、世界各国で治療家や医師等を対象にしたセミナーを実施している腰痛治療家Ken Yamamoto氏(46)の南米で初の特別講義が、7月22日午後1時から午後4時までサンパウロ市リベルダーデ区の熟年クラブ連合会で開催され、約20人が参加した。

 24年前に治療家になったというYamamoto氏は、当初習った治療法で全く治せなかったことから、一般的な常識にとらわれずに試行錯誤を繰り返した上で、現在の治療家としての活動を実践しているそうだ。

 Yamamoto氏は、「聞いたことを鵜呑(うの)みにすると、良い治療ができない」と強調する。例えば膝が痛む場合、医者からは一般的に、軟骨がすり減り骨と骨がぶつかり合って痛みが出ると言われる場合が多いが、実際に痛むのは関節を覆う関節包であるとの事実を説明。痛みは(1)ケガなどをして腫れるケース(2)何もしないのに感じる痛み(3)動いた時に出る痛み、の主に3種類があるとし、筋肉が必要以上に伸ばされて「それ以上は伸びないで」との信号を出していることがあるという。

 例えば、肩凝りの症状がある場合、肩や首筋を揉むと余計に症状がひどくなり、慢性化を強める結果になる。Yamamoto氏が治療家として日本で開業した当初、膝の痛みを訴えた老女に膝そのものの施術をしたが何度やっても痛みが取れなかった。その後、膝の上下の筋肉を緩める施術をしたところ、初めて老女の痛みがなくなったとし、さらに股関節と足首を緩めるマッサージを行って良くなった実際のケースを説明した。

 また、歩く時に膝が内側に入りやすい人は大殿筋(だいでんきん)の筋力が無い証拠で、大殿筋を使わないと骨盤がお辞儀(じぎ)し、反り腰にもなりやすく、結果的に腰痛の原因にもなるという。

 背中を反った時に腰の痛みを感じる場合は、大腿四頭筋(だいたいしとうきん、太ももの表側)が収縮していることが多い。治療の際に痛みの原因が分かると、短時間で治療することができる。

 さらに、肩の痛みは、胴体と足をつなぐ大腰筋(だいようきん)が緊張していることが原因になっているケースがあり、大腰筋の緊張により偏頭痛やめまいなどの症状が出ることもあるそうだ。

 今回の講演でYamamoto氏は、首が回りにくく時々右手がしびれ、医者から首の手術をする必要があると言われていると話していた女性参加者などに大腰筋をほぐす方法を教えたところ、その女性は「(首が)ゴリゴリしていたのが取れた」と驚いていた。また、「歩けない」と杖を付いて、もう片側を姉に支えられて来た80代の日系女性は、Yamamoto氏の施術の結果、会場の中を小走りしだした。

 会場では参加者が2人一組になり、うつ伏せになって背中を反った際に出る腰の痛みについて、大腿四頭筋の緊張を緩める治療法をそれぞれ交代しながら実際に行った。

 Yamamoto氏は、「痛みのほとんどはなくなる」と説明し、痛みの本当の原因を追究することの大切さを強調していた。

2017年8月5日付

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password