「我々は手放さない」 サンパウロ州知事、F1開催あきらめず

 自動車レース「F1」の2020年ブラジルグランプリの開催を巡るゴタゴタはまだまだ収束しそうにない。

 これまで毎年サンパウロ市のインテルラゴス・サーキットで開催されてきた同グランプリは20年からリオ市に新設されるサーキットで開催されることになると8日に発表したジャイル・ボルソナロ大統領(PSL=社会自由党)は9日、サンパウロ市役所とサンパウロ州政府が連名で「20年12月まで有効の主催者との契約がある」「21年以降の契約更新に向けて動いている」などとする声明を発表し「リオ開催」を事実上否定したことを受けて、「開催地をリオ市へ移すというのは主催者の決定だ」「将来的に再びサンパウロ市で開催される可能性はある」などと語り、20年のブラジルグランプリはリオ市で開催されるとあらためて表明した。

 しかしそれでも、サンパウロ州のジョアン・ドリア知事(PSDB=ブラジル社会民主党)は20年の同グランプリのインテルラゴスでの開催を諦める気はないようだ。10日付報道によるとドリア知事は同日、「履行されるべき契約がある。そして自分の州のために、自分の市のために、サンパウロでのグランプリ開催を維持するために戦う知事と市長がいる。我々はサンパウロでのグランプリ開催を手放さない。これは伝統であり、市の使命であり、そしてインテルラゴス・サーキットはドライバー達に評価されている最良のサーキットの一つだ」と語った。

 ドリア知事はボルソナロ大統領支持派として知られている。18年の大統領選挙の決選投票に際しては、自身が所属するPSDBのジェラルド・アルキミン党首がボルソナロ候補(当時)を支持しないと表明したにもかかわらず、このときの選挙で次期サンパウロ州知事に選出されたドリア氏は堂々とボルソナロ支持を公言していた。

 それほど「仲良し」なボルソナロ大統領との関係がF1グランプリの開催地を巡る今回のゴタゴタによって悪化するのではないかとの見方があるが、ドリア知事はその見方を一蹴。「まったく何の揺らぎもない。大統領との関係を阻害する要因は何一つない。関係は非常に良好なままだ。私達は今月16日に、彼(大統領)が(テキサス州の)パーソン・オブ・ザ・イヤーの表彰を受けるダラス(米国)で一緒になるだろう」と述べた。

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