「母の日」商戦 ネット通販4.8%増収、モールは減収

 ブラジルのオンライン小売市場の動向を監視しているイービット・ニールセン社(Ebit|Nielsen)の独自調査によると、今年の母の日商戦(2019年4月27日~5月11日)のインターネット通販の売上高はブラジル全体で22億レアル(約660億円)に達し、18年の母の日商戦の売上高(21億レアル)に対して4.8%の伸びを見せた。伯メディアが13日付で伝えた。

 今年の母の日商戦中の注文総数は550万件と18年に対して20%増えたが、注文1件当たりの金額は402レアル(約1万2000円)と昨年よりも12%縮小した。

 注文数が多かったのはファッション/アクセサリー部門、香水/化粧品部門、家庭用品/装飾品部門で、売上高が大きかったのは家電製品部門、電話/携帯電話部門、家庭用品/装飾品部門だった。

 イービット・ニールセン社によると、ブラジルのオンライン小売業界全体の19年の年間売上高は612億レアル(約1兆8360億円)と見込まれている。同業界にとって最も大きな稼ぎが期待できる商機はクリスマス商戦(ブラックフライデーを含む)で、母の日商戦はそれに次いで2番目に重要な商機とされている。

◆モールは苦戦 「母の日」5%減収

 前年に対して売り上げが伸びたネット通販業界とは対照的に、ショッピングモールにとっての今年の「母の日」は残念なものとなった。ブラジル・ショッピングセンター・テナント協会(Alshop)のまとめによると、全国のショッピングモール内で営業する小売店の19年の母の日商戦は、商品の販売点数は18年に対して4%増加したが、売上高は前年を5%下回った。

 この結果について同協会は、近年ブラジルが通過してきた経済状況によって引き起こされたものだとし、「自身の債務レベルを改善させることができた人達は新たなリスクを背負い込むことを望まず、贈り物を購入する際にはより少ない支出で済むものを求めた」と説明する。

 主に社会階層Cクラス(中間層)に属する人達の多くとBクラス(富裕層)の一部が利用する大衆的なショッピングモールでは、今年の母の日商戦における平均購入額は75~90レアル(約2200~2700円)だった。そして、主にAクラス(最富裕層)とBクラスの人達が利用するショッピングモールでの平均購入額は170~200レアル(約5100~6000円)だった。

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