「高齢者向け音楽リハビリ」 演奏したり歌ったりして楽しみ

「高齢者向け音楽リハビリ」 演奏したり歌ったりして楽しみ
音楽リハビリのワークショップを行う菊地氏(左奥手前から3番目)

 JICAブラジル事務所サンパウロ(聖)出張所主催の「高齢者向け音楽リハビリ」が15日、聖市リベルダーデ区内の援協ビル5階で開催され、120人が来場した。

 過去に日本で研修を行い、伯国で活動する帰国研修員の帰国後活動調査に来伯した、JICA東北の山口博之総務課副主事と㈱ゆらリズム(野崎健介代表)の音楽リハビリトレーナー、菊地義仁氏が参加。また、同会冒頭には援協の与儀昭雄会長、JICA同出張所の佐藤洋史次長らもあいさつをした。

 また、サンパウロ大学(USP)の老年学科教授のローザ・シュバシ氏も参加し、リハビリ実演に先立って日伯の介護状況などに関する講演を行った。

 菊地氏は実演に先立って、高齢者が健康を保つために重要な点を紹介。運動をして筋肉の低下を防ぐこと、口の運動をすること(唾液の分泌促進や肺炎予防に繋がる)、栄養をしっかりとること、認知症の予防、孤立の予防、うつ病の予防の6つを挙げた。

 その後、音楽に合わせた呼吸や口や手足の運動を行い、特注されたベルなどの楽器と楽譜を配布。来場者は、昨年11月に日本でJICA研修を行った生田リジアさん(57、3世)の伴奏に合わせて、「赤とんぼ」や「ふるさと」といった童謡を演奏したり、歌ったりした。

 この「高齢者向け音楽リハビリ」用に特別に作られた楽器は、特定の高さの音が出るようにできている。参加者それぞれが配られた楽譜で指示されたタイミングで特定の音を鳴らすことにより、参加者全員の音が総じて一つのメロディーを奏でることができるように工夫されている。

 来場した聖市内在住の山越千代子さん(94、兵庫)は、「音楽に合わせて体を動かせて、とても良かった。お話も結構でした」と楽しんだ様子だった。

 菊地氏はスザノ市などで行った帰国研修員の活動調査については、「(帰国研修員が)現場に合わせてカスタマイズ(やり方を変更)していた。(音楽リハビリで使う)楽譜の読み方の違いに合わせて研修員が楽譜を作り直すなどしていて、私自身学ぶことが多かった」と話していた。

2017年9月23日付

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