「3時間、億万長者だった」 ブラジル大手銀で巨額の誤入金

「3時間、億万長者だった」 ブラジル大手銀で巨額の誤入金
サンパウロ市の旧市街にあるサフラ銀行(撮影/米沢心、2019年1月)

 自分の銀行口座の残高がある日突然、想像を絶するとんでもない金額に増えていたら──。そんな妄想を抱いたことのある人は少なくないだろう。そして、そんなことが実際に起こると信じている人は多くはないだろう。しかし、ブラジルでは2018年の年の瀬に「そんなこと」が実際に起こった。

 1月5日付で伝えた伯メディアによると、ブラジルの大手民間銀行の一つであるサフラ銀行(Banco Safra)の複数の口座保有者は昨年末、まったく心当たりのない多額の入金に驚かされたという。

 そのうちの1人である会社経営者の女性は昨年12月27日、従業員らへの支払いをするために会社名義の口座の残高を確認したところ、本来は2万レアル(約60万円)ほどであるはずの残高がなんと、知らぬ間に1億3000万レアル(約39億円)にまで膨らんでいた。そして、この女性がサフラ銀行へ電話をして残高が莫大な金額になっている旨を伝えたところ、銀行側から、同行の複数の口座保有者の間で同様のトラブルが確認されていることを知らされた。

 また、ブラジル南部パラナ州の州都、クリチバ市近郊の街で商売を営む男性の口座には同じ日の朝、まったく身に覚えがない7700万レアル(約23億1000万円)が入金されていた。そして銀行側はこの事態が発覚してから3時間後に男性の口座に誤って入金されたお金を元に戻したが、銀行はその際、男性の口座に元々入っていたお金までも引きあげてしまった。男性は「仕入れ先に支払うために口座に入れてあった細かいお金まで消してしまい、銀行は私の口座をマイナスにした」と説明。「年末の宝くじの当選者よりも大きなお金を手にして、私は3時間の間、億万長者だった」と話している。

 なお、これらの誤入金について、サフラ銀行は現時点で公式なコメントを発表していない。

2019年1月7日付

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