【今月のエッセイ】ブラジルに移り住んで 安達 澄子


永住権取得を機に平成25年1月雪がちらつく日本を発ちドバイ経由にてサンパウロに着きました。
出発時に着ていたコートをドバイで脱ぎ、サンパウロに着くと半袖に変わりました。
街路樹には赤、青、黄の色とりどりの花が咲き、南国ブラジルに来たんだなあーと実感したものです。
ブラジル在住5年目を迎え、この地で知り得たこと、感じたことは高齢者にとってはとっても住みやすい国だと思います。
◎1年を通じ温暖な気候
◎移民大国ブラジルは皮膚の色は千差万別でも人種差別、偏見は少なく、明るく陽気で親しみやすい
◎バス、メトロ無料
◎病院(SUS)無料
◎日系社会では習い事、体操無料
◎銀行、スーパー、郵便局には高齢者優先のマークあり
このような環境の差、多くの高齢者が、日々習い事、運動をして若々しく楽しく、過ごされており、健康にもつながっていて、生きがいを感じられてることはすばらしいことです。
日本は動けば財布が軽くなり、なかなか思うようには行けません。私も日本ではできなかったこと(習い事、体操)を体験させてもらっています。
私にとって今までも、今後もブラジルに暮らして行く限り日系社会なくして語れません。
◆ブラジル社会の中で
日本人は信用があり、尊敬されており、日本人としての誇りを感じられるのも、日系移民の方々のご苦労の賜物であり、感謝以外ありません。
日々生活習慣等においても多くの方々に助けられています。
◆今後は
ブラジル経済、インフレからの克服。ブラジル時間の対応がありますが、一番難題のポルトガル語の壁があります。
ただ私にとってブラジルサンパウロは住めば都の言葉通りになっています。
2018年4月24日付
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