【特集】沖縄県人移民110周年 祝辞・ごあいさつ

祝辞 沖縄県知事 翁長 雄志

 はいさい ぐすーよー ちゅーうがなびら。

 この度、来賓各位の御臨席の下、ブラジル沖縄県人移民110周年記念式典が盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。

 1908年に沖縄県人が大きな夢と希望を胸に笠戸丸からブラジルの大地に降り立ってから、先人達は互いに助け合い、幾多の困難を乗り越え、今日の県系人社会繁栄の基盤を築かれました。その御労苦に対し深く敬意を表します。

 今日、沖縄県系人の皆様がブラジルの社会に深く根を下ろし、政治・経済、教育・文化等様々な分野で活躍し、同国の発展に寄与されてきたことは、私たち沖縄県民にとっても大きな誇りであります。

 県系人の皆様の御活躍は、各人の御努力はもとより、ブラジル連邦共和国の関係各位の御理解と御支援があったことが大きいものと考えております。改めてブラジルの沖縄県系人の皆様に敬意を表するとともに、ブラジル連邦共和国の関係各位に対し、深く感謝の意を表します。

 沖縄県では、県民や海外移民とその子孫、また沖縄に強い想いを寄せる全ての人々をつなげる「ウチナーネットワーク」が、今後も継承され、発展していくよう願いを込めて、10月30日を「世界のウチナーンチュの日」に制定しました。昨年度ブラジルでは、第1回世界のウチナーンチュの日祝賀会やウチナーグチ芝居公演が行われるなど、想いをつなぐ取り組みが世界に広がっています。

 ブラジル沖縄県系人の皆様には、110周年を契機として、次世代への沖縄文化継承や、世代や地域を超えたネットワークの構築により益々活発に活動されることを御期待申し上げます。

 結びに、ブラジル沖縄県人会並びにブラジル連邦共和国の一層の御繁栄と、皆様の益々の御健勝、御活躍を祈念申し上げ、祝辞といたします。

 いっぺーにふえーでーびる!(8月5日)

2018年8月11日付

 

ごあいさつ ブラジル沖縄県人会・ブラジル沖縄文化センター 会長 島袋 栄喜

 ハイサイ グスーヨー チューウガナビラ

 ハルバル遠方カラ メンソーチク ミソーチ イッペー ニへー デービル。

 本日、ブラジル沖縄県人移民110周年記念式典を開催するに当たり、母県沖縄をはじめ、ハワイ、北米、隣国アルゼンチン、ボリビア、ペルーその他の慶祝団をお迎えし、また当ブラジル側からは各日系社会の代表、各県人会会長、更にわが県人会会員多数の皆様ご列席の下に、この様に盛大な記念式典を開催できますことは我々県人会の大きな喜びとするところであり、心より感謝御礼を申し上げます。

 歴史を振り返り、私たちの先祖があらゆる困難に直面した道のりを考えた時、感謝の念に胸が熱くなります。多くの人々が夢はかなく志途中で斃れました。生き延びた先人たちも筆舌に尽くしがたい難い辛苦に堪え、いばらの道を切り拓いて来ました。

 そして今我々は、先人たちが血と汗と涙で築かれた基盤の上に立っております。彼らの子孫である我々は、農業、ビジネス、医学、教育、政治、司法などブラジル社会の広い分野で活躍し、社会の進歩と幸福に貢献しています。

 このようなブラジルのウチナーンチュの今日の発展と繁栄は、その団結力、組織力、沖縄芸能文化の力、相互扶助の精神が基礎となっていると思うものであります。その根底には先人たちが伝承してくれた心の遺産、イチャリバチョーデー・ユイマアール・チムグクルのウチナーンチュの伝統的精神が大きく反映されていると思います。そして沖縄県人会の団結力は、今では日系コロニア社会からも認識され、日系社会全体にも力を発揮する新たな時代を迎えています。

 こうしたウチナーンチュの心を教え育んでくれた先人のご苦労と信念に報いるために我々は、その精神的遺産を継承し、新しい時代を担う若者たちにこれを伝承しいくことが大きな課題であり責任だと思います。

 それを成し遂げるためには、母県沖縄との太い繋がりが不可欠です。県費留学制度、ジュニア・スタディー、市町村研修制度が若いブラジルのウチナーンチュの心の底に眠っているウチナーンチュ精神を呼び起こし育む上で、大きな力となっております。

 南米では、先輩たちが努力して将来を視野に入れアルゼンチン、ボリビア、ペルー、ブラジル四カ国のウチナーンチュ若者たちが、年に一度交流しニセターツアーと言う重要なネットワークを形成しています。それは、すでに6回目を数えた世界のウチナーンチュ大会と連動して益々重要な意義を持つことでしょう。これからの若者たちがウチナーンチュであることに自信と誇りをもち、世界的なネットワークを形成しウチナーンチュの教えをもって社会に貢献していくよう心から願っております。

 結びにあたり、遠方からの慶祝団ご一行の皆さん、並びにコロニア各代表者、そして会員各位の益々のご健勝を祈念申し上げ、私のあいさつとさせて頂きます。

 イッペーニへーデービル。

2018年8月11日付

 

ブラジル沖縄県人会 ブラジル沖縄県人移民110周年

 ブラジル沖縄県人移民110周年に際し、3日間にわたって記念祭典が行われました。感動と喜びいっぱいの3日間でした。ご協力くださいました会員の皆様、ボランティアの皆様や若者達、ご参加いただいた全ての方々の献身的な活動と結束力のおかげで盛大に開催でき、そして大成功を収める事が出来ました。心より感謝いたします。

 調和の心を堅持し、各自のルーツを大切にしながら「イチャリバチョーデー」の精神をもって、より良い明日、より良い世界を築くため、共に働き続け、共に前進しましょう。

2018年8月11日付

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