【特集:兵庫】兵庫県人会創立55周年記念式典

兵庫県人会創立55周年記念式典
式典で祝辞を述べる井戸知事(中央)

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井戸知事、石川議長ら慶祝団が来伯 会員300人が出席、節目の年を祝福

ブラジル兵庫県人会(松下大谷瞳マルリ会長)の創立55周年記念式典が、23日午前11時からサンパウロ(聖)市ビラ・マリアーナ区の北海道協会会館で開催され、県人会関係者ら約300人が出席した。式典には、母県から井戸敏三知事、石川憲幸県議会議長をはじめとする大型慶祝団約80人が来伯。井戸知事はパラグアイ・アスンシオンからの飛行機のエンジントラブルで遅れ、式典開始後の午前11時半ごろに到着するというハプニングもあったが、何とか式典には間に合い、節目の年を祝った。

記念式典は、尾西貞夫実行委員長の開会の言葉で幕開けした。聖州軍楽隊による日伯両国歌吹奏、開拓先亡者への黙とう、来賓紹介に引き続き、松下会長があいさつ。自身が1985年に技術研修生として兵庫県立尼崎病院で鍼灸の勉強をしたことを振り返り、「自分の経験から、これからの若者には広い視野で物事が考えられる人間になってほしいと思い、会長の仕事を引き受けました」と強調。現在の新役員がそうした考えに賛同した元留学生・研修生であるとし、「先輩方の築いたブラジル兵庫県人会と母県との絆を大切にし、友好、親善の懸け橋となれますよう努力いたします」と述べ、長年県人会に尽力した前会長の尾西実行委員長への感謝の意を表した。

石川県議会議長、三野哲治日伯協会理事長に続き、中前隆博在聖総領事が来賓の祝辞を行っている最中、アスンシオンからの飛行機のエンジントラブルで遅れていた井戸知事が午前11時半ごろに到着。5年ぶり4回目の来伯となった井戸知事は祝辞で、兵庫県人会創立55周年とともに今年がパラナ州と兵庫県との姉妹提携45周年、日伯修好120周年であることに触れ、今年1月17日に阪神淡路大震災から20周年を迎えた記念イベントに天皇皇后両陛下が出席されたことにも言及。また、今後の兵庫県について「日本一安全な地域にすること」「人口が減少しても元気な地域として頑張ること」の2つの課題を挙げ、「県人会創立55周年を機会に、さらなる日系社会のリーダーシップを発揮してほしい」と激励した。祝辞の最後には「困難を乗り越え来たりブラジルの大地に生きて絆55年」と自ら作った短歌を詠んで締めくくった。

羽藤ジョージ聖州議、呉屋春美文協会長、原島義弘県連副会長らの来賓祝辞に続いて西村康稔(やすとし)衆議員議員、扇千景元参議院議長、俳優の杉良太郎氏たちからの祝電が披露。野村アウレリオ市議から兵庫県への記念プレート贈呈に続いて、兵庫県と兵庫県人会でそれぞれ記念品が贈呈された。また、尾西実行委員長に対して井戸知事から感謝状が手渡された。

その後、80歳以上の会員計15人への高齢者表彰として井戸知事と石川議長から一人ずつ表彰状と記念品が手渡され、高齢者を代表して森口忠義氏(80、2世)が謝辞を述べた。

兵庫県から日系3団体への寄付金贈呈に続いて、県費留学生・技術研修生を代表して弓場さちえさん(26、3世)が謝辞。2014年に3カ月間、神戸市などでエステ等の研修を行ったことに感謝を表し、「研修を通じて日本のおもてなしの心とお客様にやすらぎを与えられるよう努力したい」と語った。

上野聖二副会長の閉会の言葉により記念式典を終了し、記念祝賀会に移行。舞台上での鏡割り、秋武宏県民交流団団長の音頭により乾杯。記念のケーキカットも舞台上で行われた。

祝賀アトラクションでは、若手民謡集団「グループ民」による兵庫県民謡「デカンショ節」などが唄われた。また、剣舞「ああ白虎隊」に続き、サンバショーが行われ、会場は踊りで一体となった。

2015年8月29日付

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