【2017年新春特集】あいさつ 生田 勇治、山田 康夫、呉屋 春美

アマゾン移民90周年に向けて
汎アマゾニア日伯協会会長 生田 勇治

汎アマゾニア日伯協会会長 生田 勇治
汎アマゾニア日伯協会会長 生田 勇治

 公私共に慌ただしかった2016年が終わり、新しい年を迎えることとなりました。

 サンパウロ新聞を通じて、全伯の皆様方に新年のごあいさつを申し上げます。

 当地アマゾン地方では、すでに雨季に入っており雨の中の正月を迎えています。昨今の環境の異変を受け、雨の多い年や少ない年が交互にやってきますが、果たして本年はどういう形になるものやら。

 日本国では、2020年の東京オリンピックに向けその準備に入っているようですが(一部競技の会場設営でもめている件も有りますが)、当地では2019年の「アマゾン日本人移民90周年記念祭」に向け、そろそろ企画を立てる時期に差し掛かったようです。

 ブラジル経済が2年後には立ち直ってくれることを切に願う次第ですが、現時点ではあまり大風呂敷を広げるわけにはいかないようで、堅実的な内容でまとまりそうな気配です。とは言え、現在70歳代から80歳代が最も多い当地の1世層のいよいよ最後の記念祭。何か、一味違う企画も考えて行きたいものです。

 皆様方、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

汎アマゾニア日伯協会会長 生田勇治

 

 

 

新年に考えること
ブラジル日本都道府県人会連合会会長 山田 康夫

ブラジル日本都道府県人会連合会会長 山田 康夫
ブラジル日本都道府県人会連合会会長 山田 康夫

 謹んで新年のお慶び申し上げます。

 旧年中はいろいろとご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

 海外最大の日系人集団地であるブラジルは来年移住110年周年を迎えますが、今では3世から4世へと主力が移りつつあり、県人会においても1世の会員は少なく、2世、3世へと構成が変わっています。と言っても母県とのつながりの中で交流を続けてゆくためには日本語が必要です。魅力ある県人会活動を続けるためには、日本語だけの会話では継続が困難になっていますが、47ある県人会の中には人材の面もありますが、うまくこれを切り抜けることができない県人会もあります。しかしながら、これも横のつながりを広げれば切り抜けることができると思います。そこで県連が役に立ちたいと思います。今までどちらかと言えば、この面では連合会としての役割を果たしていない感じがします。ここで県連が県人会と協力して役立つようにすることが使命と考えます。

 母県との連絡交流が過疎になると、予算やその他のことでいろいろな面で支障をきたし、交流事業もうまく行かなくなってきます。また、移住者の多い少ないで交流が途絶えたりするのでも無いと思います。それは常日頃から密接に連絡しあい交流を続けることです。

 ブラジル日系人の中にもこの留学・研修制度を利用して5000人以上の人が日本に行ったのですから、このOBにもう一度呼びかけて県人会組織へてこ入れを計ることも必要で、いずれの場合も橋渡しする人が必要となります。何をやるにしても根回しをしっかりし、そこから始めないと失敗します。県連ではこのお手伝いをさせていただきたいと思います。

 これからの世界、ブラジル社会を考える時、もっと大きな視野に立ち、物事を考え進めていくことが大切です。いろいろな面での交流が疎遠になっていく中、新しい日系社会を形成することが大切で、近年減少傾向にあります留学生・研修員制度の継続、明日を作る青少年の短期訪日交流なども県人会などと共に訴えていきたいと思います。

 また県連では、郷土芸能、郷土食の祭典である第20回フェスティバル・ド・ジャポンを通じて、伝統ある郷土芸能を守って来られた方々、郷土に永く伝わり郷愁を呼ぶ郷土食をブラジルの地に残すこと、また「移民のふるさと巡り」なども、これからも深めて行きたいと思います。

 今年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。

ブラジル日本都道府県人会連合会会長 山田 康夫

 

 

 

文化ホール事業が重要課題
ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋 春美

ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋 春美
ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋 春美

 サンパウロ新聞愛読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。

 旧年中はブラジル日本文化福祉協会に対し、深いご理解とご支援ご協力を頂きまして誠にありがとうございました。当会関係者一同、新鮮な気持ちで皆様のご期待に沿うよう邁進してゆきます。本年も引続き宜しくお願い申上げます。

 昨年の初旬、2015年の日伯外交関係樹立120周年事業の一環である日本館修復の集大成として、オープニングイベント「オ・オーリャ・オ・ジャポネーズ・ノ・ブラジル」を開催。和風建築が持つ精神や文化価値を多くの方に示す場となり、お陰さまで日系社会だけでなく広くブラジル一般メディアに取上げて頂きました。また日本館の歴史や存在意義、建築技法を幅広く知って頂くドキュメンタリー映像も作成しました。

 昨年8月は南米大陸初となるリオ五輪が開催されました。聖市の日系主要5団体は日本からの訪問者支援のために委員会を立ち上げ、インターネットでの情報提供ページ開設。サッカー男子日本代表の試合観戦するためパブリックビューイングを開催し、日系人、ブラジル人、駐在者などからなる300人以上が来場し、大変意義深い交流ができ、見事成功に終えました。

 一昨年に続き昨年も当国の政治経済は大きく揺れる年であり、その余波は当然のことながら日系社会の活動にも大きく影響しました。しかし、当会会員をはじめとする多くの方々のご理解とご協力により無事この一年を乗り越えることができました。

 このような状況下で重要課題として、文協文化ホール事業の推進があげられます。前述のように、多くの方々が率先して慈善事業を企画し実行し、同事業の完成に向け懸命に力を注いでくださいました。皆様方一人一人のお心遣いは何よりも嬉しく、感謝以外の言葉が見つかりません。

 昨年は初めて海外日系人大会に参加し、ブラジル日系社会の現状、日系人4世以上及び旅行ビザの緩和を踏まえ、未来の日系社会についてお話をさせて頂きました。これは海外で日本文化を守る人々の定義と可能性を制限することを大きく示し、極めて重要な意味を持ちます。
人々が国と国を行き交うことは文化の成長に影響を与えることであり、その一例とする出稼ぎ現象はブラジルの日本文化活性化に繋がった事柄として挙げることができます。

 今年はブラジル日本移民110周年記念を来年に控える大事な一年となります。私共は意義ある年となるよう一生懸命に準備する所存でございます。

 末筆となりましたが、サンパウロ新聞愛読者の皆様のご健勝と、サンパウロ新聞社の更なるご発展を衷心よりお祈り申上げ年頭のあいさつと致します。

ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋 春美

2017年1月1日付

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