【2018年新春特集】ごあいさつ

外務大臣 河野 太郎

ごあいさつ 外務大臣 河野 太郎
提供:外務省

 2018年の年頭に当たり、ブラジルにお住まいの邦人、日系人の皆様に謹んで新年の御挨拶を申し上げます。また、日本人ブラジル移住110周年に際し心からお祝いを申し上げます。

 北朝鮮問題を始め、国際秩序を揺るがす様々な外交課題に直面する中、私が、外務大臣として特に6つの重点分野を中心に取り組んでおります。

 第一に、日米同盟を一層強化するとともに、同盟国・友好国のネットワーク化を進めること、第二に、近隣諸国との協力関係を強化すること、第三に、日本が自由貿易の旗振り役を果たすこと、第四に、軍縮・不拡散、開発、環境・気候変動対策、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの推進、女性の活躍推進、人権といった地球規模課題に取り組むこと、第五に、中東の平和と安定への貢献を強化すること、第六に、世界の活力の中核であるインド太平洋地域の法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を維持・強化し、国際公共財とすべく、「自由で開かれたインド太平
洋戦略」を推進することです。

 国際秩序の変動期にあって、日本は「フォロワー」であってはなりません。国際社会の激しい変動に機敏に反応し、世界に平和と繁栄をもたらすべく、日本こそが「道しるべ」になるべきとの信念の下、今後も、外交課題に取り組んでまいります。

 引き続き、皆様方のお力添えを賜りたく存じます。

 日本とブラジルは戦略的グローバル・パートナーとして緊密な協力関係を有しています。その両国の友好の架け橋として活躍されているのが日系社会の皆様です。ブラジルにおいて日頃から日本文化を普及し、日本への信頼を高めていただいている皆様の御尽力に感謝申し上げます。

 昨年5月には、外務大臣の下に設けられた「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」の報告書が提出されました。2000年の「海外移住審議会意見」以来17年ぶりの日系社会に関する政府に対する提言となります。その報告書の中でも、中南米日系社会の世代を跨いだ発展には、今後も日本から中南米日系社会に様々な情報を発信していくことが重要であると述べられています。

 今後も、現地邦字紙を始めとして、様々な形で日本から情報を発信し、皆様との連携強化にしっかりと取り組んでまいります。

 日本とブラジルとの深い絆を紡いでこられたのは、ブラジルにお住まいの邦人、日系人の皆様が長年にわたり本当に苦労され、現地社会で深い信頼を得られたことの賜であり、心から感謝申し上げます。また、こうした日本人、日系人の皆様の歴史をもっと広く国民に知っていただきたいと考えています。

 最後に、皆様の御多幸を心から祈念いたします。

平成30年(2018年)元旦

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