【2019年新春特集】ごあいさつ 山田彰、野口泰、土屋信司

2019年 新春特集号
ごあいさつ 駐ブラジル日本国特命全権大使 山田 彰

2019年 新春特集号

新政権下での日ブラジル関係の 発展を目指して
  
 新年明けましておめでとうございます。

 本年は、ブラジルで新しい政権が誕生し、ブラジルも一つの新しい時代に入った、との思いがします。

 昨2018年は、日本人移住110周年の記念すべき年に当たり、各地で様々な記念イベントが開催されました。3月には、皇太子殿下が世界水フォーラムに出席し、講演を行うため、ブラジリアを来訪されましたが、その際にもブラジル各地の日系人の代表の方々とのご接見の機会がありました。

 7月には眞子内親王殿下がブラジルを訪問され、5州14都市を訪れました。私は、内親王殿下に対する各地日系社会の熱い歓迎に感銘を受けたのみならず、現地の州政府や市民の方々からの暖かな歓迎ぶりに触れ、日系人の方々がブラジルにおいていかに高い信頼を得ているかを改めて感じました。

 2018年を振りかえって、日本とブラジル日系社会との絆が深まり、日伯関係も強化され、大変良い移住110周年となったと考えています。関連行事の実施に関与された皆様方の努力に改めて敬意を表し、感謝申し上げます。

 2018年10月の大統領選挙を受けて、1月1日からボルソナーロ新政権が発足しますが、ボルソナーロ新大統領は選挙キャンペーン中の18年2月に日本を訪問し、日本に良い印象を持って帰国しました。2019年は、G20(20か国・地域首脳会合)が日本で開催されるので、ブラジル大統領も同会合出席のため訪日することが期待されます。2019年は、前年にもまして日伯間の人的交流が活発化するように努めてまいります。

 日本とブラジルは、伝統的友好協力関係を有し、基本的価値と原則を共有する重要なパートナーです。日本政府、日本大使館としては、ブラジルの新政権との間でも、「戦略的グローバル・パートナーシップ」の下、幅広い分野での協力関係を一層発展・拡大すべく、積極的に取り組んでいきます。

 皆様の益々のご健勝をお祈りし、2019年が皆様にとって素晴らしい一年であることを祈念しております。

 

ごあいさつ 在サンパウロ日本国総領事館 総領事 野口 泰

2019年 新春特集号

日伯関係緊密化に更なる努力を

 皆様 あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 2017年10月にサンパウロに着任し2回目のお正月を迎えております。2018年は私にとって初めて1年間を通してサンパウロで生活し、勤務した年になりました。

 昨年を振り返ってまず思い出されるのは、何と言っても日本人ブラジル移住110周年に関わる様々な行事が開催されたことです。その中でもハイライトは眞子内親王殿下のサンパウロ州を含めたブラジルご訪問でした。殿下は、ご訪問の先々で、ご高齢の方から若い方を含めて多くの方々とお触れ合いになり、そのお人柄がブラジルの方々を強く魅了したのではないかと思います。また、殿下にサンパウロ州内陸部までお立ち寄りいただいたことを大変ありがたく思います。内陸部の日系人の方々の熱烈な歓迎ぶりが脳裏に焼き付いております。

 2018年は、110周年記念の諸行事を通して、日系人の方々のパワーを真近で感じることができました。日本企業の協力も得て、日本人ブラジル移住110周年の盛大な記念式典を開催されたほか、国士舘大学スポーツセンターの整備等を進められていることにも敬意を表したいと思います。

 若手日系人の方々も日系社会の活動に積極的に取り組んでいます。5月の河野外務大臣や7月の眞子内親王殿下のサンパウロご訪問時には、若手日系人の方々と懇談する機会をいただきました。このような機会を通じて若手の方々が勇気付けられ、今後益々活発な活動を展開していただけるのではないかと期待しております。

 ブラジルの日系社会は、特に内陸部において高齢化が進み、若者が減っている傾向にあります。今後は、地方の日系社会が地元自治体と連携し、地方経済の活性化に取り組みつつ、若者にも魅力的な地域作りに取り組まれることを期待したいと思います。

 ジャパン・ハウスサンパウロは開館後1年半以上が経過しましたが、引き続き快進撃を続けています。昨年8月には来場者が100万人を超え、サンパウロにおける存在感・成功を内外に示すことができました。ジャパン・ハウスは本年4月より、第二フェーズに入り、様々な形で収益を得つつ、持続可能な運営を目指すことになっております。日系社会の皆様方とも引き続き連携していきたいと考えております。

 本年は天皇陛下のご退位、新しい天皇陛下のご即位の年です。6月には大阪でG20サミットが予定されており、ボルソナーロ新大統領が、大統領として初めて日本を訪問することが期待されています。また、来年は東京オリンピック・パラリンピックの年です。こうした時代の大きな転換点にあっても、日本とブラジルの関係が更に緊密になり強化されるよう本年も努力を惜しまないつもりです。本年も昨年同様のご協力・ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

 最後になりましたが、皆様方の本年のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

ブラジル日本商工会議所 会頭 土屋 信司

ブラジルの新たなる挑戦に向けて

2019年 新春特集号

 新年あけましておめでとう御座います。この場をお借りし、昨年一年間の当商工会議所の活動に対する皆様のご支援とご協力に対し、改めて厚く御礼申し上げます。

 昨年は日本にとって移民110周年という記念すべき年であり、各地で様々な催しが開催されました。この機会を通じて改めて日本とブラジルの絆の深さとその歴史を再認識する機会であったと感じております。

 10月には大統領選挙が行われ、2019年1月からのブラジルの新たな大統領としてボルソナロ氏が選出されました。選挙前は様々な批評も聞かれましたが、同氏の選出した新閣僚布陣を見る限りは新政権のブラジルに対する大きな課題―雇用問題、治安回復、に対する並々ならぬ意欲を感ずることが出来、近年ラバジャット問題等に始まり低迷を続けていた当国が新たなる挑戦に向かうことを祈念しております。

 一方、世界情勢に目を向けると米国トランプ政権の保護主義、中国経済の減速、更には再び高まるテロの脅威等益々混迷の度合いを深めてきております。特に、保護貿易の高まりは此れまで自由貿易により成長を続けてきた世界経済に大きな影を落としつつあります。昨年11月末に開催された隣国アルゼンチンでのG20でもこの点は各国首脳間の大きな話題となっております。更に人口爆発、気候変動、都市化等と人類にとって此れからの50年、100年をより輝ける未来とするために克服しなければならない問題が山積みです。掛る時代だからこそブラジルが再び新政権の下でそのポテンシャルを開花し、人類の明るい未来構築に向けて新たな歩みと貢献に向けて強く歩みだすことと強く期待しております。

 掛る挑戦の年において当商工会議所としても引き続き、昨年から取り組んでいる日本メルコスルEPA協定締結実現に向けた活動強化、日伯間の労働環境改善等新たなる取組等、此れまで以上に日伯相互の経済関係強化、発展に繋がるよう会員一丸となって取り組んでいく所存で御座います。

 この一年も皆さまにとり明るく希望に満ちた一年となりますよう祈念し、私の念頭の挨拶とさせて頂きます。

2019年1月1日付

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