いまだに販売つづく アスベスト含む貯水タンクなど

 貯水タンク並びに屋根材の製造に発がん性物質であるアスベスト(石綿)を使用することは、サンパウロ市においては14年前から禁じられている。それにもかかわらず、いまだにアスベストを使用して作られたこれらの製品の販売広告がインターネット上にあるという。伯メディアが17日付で伝えた。

 天然繊維であるアスベストとセメントの混合物は、吸引したり摂取したりすることでがんをはじめ様々な病気を引き起こす。サンパウロ市は2001年にアスベストを含む製品の販売を禁止する条例を可決。それから遅れること6年、07年にはサンパウロ州政府も同様の決定を下した。

 労働者や消費者など、アスベストによって健康を害された被害者らの支援等を行う非政府組織、ブラジル・アスベスト被曝者協会(ABREA)創立者のフェルナンダ・ジアナシ氏は、古い貯水タンクは非常に大きな危険性をはらんでいると警告。「問題は、内部に付着するドロドロを取り除くために貯水タンクが研磨剤で洗浄されているということ」と述べ、この洗浄によって繊維が削られることから、長期間使用されている貯水タンク内には人間が水の消費によって吸収してしまう繊維があると指摘する。

 伯メディアは氏名等を伏せるという条件で、これらの製品を取り扱う店の販売員に話しを聞いた。製品の製造に際して使用される材料について質問したところこの販売員は「セラミック、アスベスト、コンクリート。アスベストの屋根はセラミックのものよりも安くつく。屋根材は大きいからね」と答えたという。

 国家環境審議会は、アスベストを含む屋根材及び貯水タンクは専用の埋立地で処理されなければならないと決定している。また、サンパウロ市役所は、このタイプの製品は危険な物とされているのでエコポント(廃棄物収集所)では受け付けないとしている。

2015年10月21日付

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