ごあいさつ=ブラジル日本移民110周年記念事業 USPの日本庭園修復

ごあいさつ 会長 杓田 美代子

ブラジル日本移民110周年記念事業 USPの日本庭園修復

 サンパウロ大学の日本庭園は今から51年前、1967年に「サンパウロ花卉同好会」が創設しました。

 日本移民60周年にブラジル政府から御招待を受けられて訪伯された明仁皇太子、美智子妃殿下がテープカットされました。

 今年、2018年はブラジル日本移民110周年の記念の年です。日本移民を受け入れて頂いたブラジル政府と国民に対する感謝と、日伯の絆の証として、日本庭園がその役割の一端を担ってくれることを祈念します。

 宮坂国人財団をはじめ、多くの団体又個人の方からご協力を頂き、日本庭園本来の景観の再現を成し遂げることが出来ました。

 修復された池に、イビラプエラの日本館から10匹の錦鯉を寄贈して頂きました。「棟門」の製作から設置まで、コチア青年、ヴァルゼン・グランデの有志の方がたから、ご寄贈頂きました。更に、日本松等の苗木も有志の方がたからご寄贈頂き、日本庭園の風情が更に深みを増しました。

 去る、6月28日、サンパウロ大学総長、ヴァハン・アゴピアン氏に、日本庭園修復完了記念の盾を、野口泰在聖日本国総領事のご臨席の下、贈呈致しました。

 サンパウロ大学のサイトに日本庭園について広報して頂くことで、その存在も広く、周知されることと思います。現在も尚、日系子弟の多くが勉学に励んでいるサンパウロ大学の日本庭園が皆様から愛され続けられることを望んでいます。

 

ブラジル・ニッポン移住者協会の経緯=省みて 最高顧問 中沢 宏一
 2002年、今から16年前に、翌03年が戦後移住再開50年の節目であることに気づき、戦後移住の有志に相談して委員会を設立し、7月26日を記念式典開催日と決定しました。 

 準備期間が短く、日系社会への配慮が足りないことがありましたが、戦後単独移住者は平均70才で、まだ活力が残っていました。事務局も充分に機能しました。日本には政府機関、関係団体、都道府県等に案内状を出し、10月の海外日系人大会時に、小山昭朗氏、菊地義治氏が訪日し、宣伝、招聘活動ができました。お陰様で式典には県知事4名、副知事2名、国会議員、ふるさと創生団など300名以上が日本から出席され、サンパウロ州議会での「日本祭」の会場で州政府の全面的支援を得て、州知事アルキミン氏等がご出席され、盛大に開催できました。

 そして、予想以上の相乗効果を醸し出し、日本側へも認知される日本祭となりました。

 委員会を「ブラジル・ニッポン移住者協会」と改称し、関連事業として記念誌発刊、桜、イペーの植樹、3代目会長、小山昭朗氏の時代にカルモ公園、エコ公園などに自然林の造営をオイスカ、日系企業と展開し、立派な森林を残しました。

 そして、この度、サンパウロ大学構内の日本庭園の改修です。

 こうして見ると50周年、60周年の式典、植林、日本庭園改修など主な事業は全て州政府に関係し、後世に残る事業でありました。

 

USP日本庭園物語 名誉会長 小山 昭朗
 2003年に戦後移住者で構成する7つの団体が戦後移住50周年式典を挙行する為に集まり、その年7月大々的に挙行された。州議会会場で行われた式典だけにとどまらず、日本とブラジルの友好のシンボルとしての桜とイッペーの植樹など多くの記念事業が実施されたが、その主な植樹地に選ばれたのがUSPの構内であったのだが、構内各地に桜を植えているうちに日本庭園の存在が分かり、調べてみると、この庭園が造られ、USPに贈呈されてから30数年も経っていることが分かり、その後余り手入れがされて無く、当初の景観がかなり損なわれていることが感じられた。

 そこで祭典委員会は、庭園のバックに桜を植え、庭園の全体的な整備を行った。庭師に依頼して、剪定や池の修復、12匹の錦鯉の放流などでかなり日本庭園らしく修復され、再贈呈の儀式も当時の総領事や沢山のUSPの先生方も参加してにぎやかに行われた。

 あれから15年が過ぎ、再び、当協会の企画した、この日本庭園の大改修事業が今年の移民110周年の記念事業として認められ、以前より更に大規模に、1年以上をかけ、杓田新会長の下で多くの人たちが協力してくれ、本格的な改装が実現したことは我々当事者としても大変喜ばしいことであった。以前にもまして、いや多分創設当初より更に充実し、美しくなった日本庭園は非常に見ごたえのあるものになった。大切なことは、今後どのようにしてこの庭園を美しいままで維持して行くか、という手段をしっかり講じておかなければならない事だろう。それによって、これから何年にもわたって、多くの若い学生たちに、この日本庭園という一つの美しい日本文化を伝えていくことが出来る。

 こうした事は、我々の協会だけの問題ではなく日系社会が一丸となって努力していかなくてはならない大きなテーマだと思う。

 

Mensagem – Reitor da Universidade de São Paulo – Prof. Dr. Vahan Agopyan
Nesta ocasião tivemos a oportunidade de reforçar os laços entre a comunidade japonesa no Brasil e a Universidade de São Paulo. O intercâbio entre as instituições japonesas e a USP estão se intensificando graças ao apoio dessa comunidade.

A Universidade tem orgulho de manter esse bom relacionamento e ter no seu quadro colaboradores Nikkeis que orgulham a USP.

São Paulo, 28 de junho de 2018.
Prof. Dr. Vahan Agopyan,
Reitor da Universidade de São Paulo

 

2018年7月19日付

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