ほぼ全員が不満抱える 医師への「口出し」も=医療保険

 パウリスタ医師会(APM)の依頼によって調査会社ダタフォーリャ(Datafolha)が実施したある調査の結果は、医療保険に加入している患者のほぼ全員、96%の人達が、サンパウロ州内での医療サービスの利用に際して何らかの問題に直面していると指摘している。19日に結果が公表された同調査では医師らに対しても質問が行われた。その結果、全体の75%の医師らが、仕事の上で保険会社からの干渉を受けていることが分かった。

 同調査は医療保険及び国の統一医療保健システム(SUS)によって患者並びに医師が直面している諸問題をあぶり出すことを目的にサンパウロ州内全域で行われた。患者側に対しては今年4月25日から5月2日にかけて、医療保険に加入し、過去24カ月以内に保険適用のサービスを利用したことのある18歳以上の836人から話しを聞いた。

 その調査では96%の人達が、保険が提供するサービスを利用する際に何らかの問題に直面したと明かした。これはつまり、同調査に基づくと、民間医療保険に加入するサンパウロ州民1120万人のうちの1080万人に問題が生じたということだ。

 今回の調査では診察、検査、救急対応、入院、手術といった、医療保険によって提供されるすべての医療サービスで、2012年に行われた前回の調査と比較してクレームの増加がみられた。特に救急対応においては10人中の8人が不時の出来事に直面したとしている。

 特に多かったクレームは「混雑した待合室」「診察予約に時間がかかる」「あちこち異なる場所で検査を行う」「病院の選択肢がほとんどない」「保険会社による手術許可に時間がかかる」というものだった。

 医師を対象とした調査は今年6月12日から7月2日にかけて行われ、615人から話を聞いた。その結果、全体の75%の医師が保険会社から仕事の上で干渉された、つまり「口出しされた」ことがあることが分かった。保険会社に口出しされたとして医師らが挙げたのは主に治療(回答率64%)、既存疾患のある患者の対応(同60%)、診断のための検査(同59%)、検査の数(同54%)、高額な医薬品(同50%)、手術前の入院期間(同50%)などだった。

2018年7月20日付

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