アマゾン入植90周年ロゴが決定 日系社会と伯国社会の連結テーマに

アマゾン入植90周年ロゴが決定 日系社会と伯国社会の連結テーマに
決定したアマゾン入植90周年のロゴマーク(提供=汎アマゾニア日伯協会)

全アマゾン地域で共有、足並み揃え

 1929年に第1回アマゾン日本移民がアカラー植民地(現トメアスー)に入植してから、来年で90周年を迎える。アマゾン地域では、パラー州ベレン市所在の汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)を筆頭に、「アマゾン日本人移住90周年祭」の準備が進む。同協会の会合で3日、同周年祭のロゴマークが決定した。7月頃から構想が練られてきたロゴマークには、「日系社会とブラジル社会が様々な意味でリンク(連結)していく」という意味が込められている。

 同周年祭のロゴマークは、7月に同協会が構想を打ち上げ、9月から80周年祭時も制作を担当した久光ジョナタス氏に一任されていた。ロゴマークは、ベレン、トメアスー、マナウスの中心部3カ所を筆頭に、全アマゾン地域で共有される。

 ロゴマークには、「90」の文字と、日伯両国(日系社会とブラジル社会)が様々な意味でリンクしていくことをイメージして作成されている。

 各地での周年祭の目玉となる記念式典開催日は、ベレン市内のアマゾニア・コンベンション・センター「通称:Hangar」で来年9月14日(予定)。トメアスー市内のトメアスー文化農業振興協会(ACTA)会館で同15日か16日(未定)。マナウスは市内の西部アマゾン日伯協会会館を有力候補(場所未定)とし、同12日の開催が決定している。80周年時とは逆向きに、マナウスから東に向かって式典が続く日程になる。

 ベレンの式典は、10月末に当選したヘルデール・バルバーリョ新州知事と改めて話し合った上で、正式決定される見込み。祭典実行委員会も来年早々に発足する予定だ。

 トメアスーは今月中に開拓90周年実行委員会(柴田シルビオ一宇(かずひろ)実行委員長)で開催日を決定するという。

 西部アマゾン地域をまとめる日本人アマゾン移住90周年祭典委員会の錦戸健祭典委員長は、次世代への継承を念頭に90周年祭の準備を進めている。錦戸祭典委員長は「来年に向けて、若い人たちも委員会に集まってくれそうだ」と期待を込める。

 また、開拓90周年を迎えるトメアスーは、ブラジル特許商標庁(INPI)からアグロフォレストリーによるカカオ産地に認定されるなど、来年に向けて勢いに乗っている。トメアスー総合農業協同組合(CAMTA)の乙幡アルベルト敬一理事長は「90の文字がインフィニート(無限(∞))のように交わっていて、とても良いと思う」とロゴマークの印象を語る。トメアスーでは式典当日、日系墓地訪問、本願寺で先人に献花、ACTA会館でCAMTA組合員が作った農産物の展示会も行われる。

 10年前の入植80周年祭時、アマゾン地域では「和と継承」をテーマに3カ所での協力体制を築き、周年事業を成功させた。来年の90周年祭に向けて、アマゾン地域の足並みが揃ってきた。

2018年12月5日付

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