イタウ銀行東京支店 個人向けサービス終了

ブラジル銀行へ口座移行を推奨

 民間銀行としてブラジル国内最大規模を誇るイタウ・ウニバンコ銀行が、東京支店における法人向け以外の個人向けサービスを終了することになった。これにより日本国内の支店で個人向けサービスを続けるブラジルの銀行は41年前から日本国内に4支店(東京、浜松、名古屋、群馬)と3出張所(茨城、長野、岐阜)を持つブラジル銀行(Banco do Brasil)だけとなる。イタウ・ウニバンコ銀行は東京支店で口座を持っている約3万人の顧客に対し、ブラジル銀行での口座開設を呼び掛けている。19、20日付フォーリャ、エスタード両紙(ウェブ版)が報じた。

 イタウ・ウニバンコ銀行の日本唯一の支店である東京支店は、主に日本在住のブラジル人を対象にサービスを提供してきた。その大半はブラジルへの海外送金だったというが、近年は金融危機によりブラジルへの帰国者が増えたため、送金額も減少の一途をたどっていた。

 これを受けて同行では今年8月26日以降の口座の新規開設を停止し、同日以降に満期を迎える円建てまたは米ドル建て定期預金の自動継続も停止していた。ただしレアル建て定期預金については、顧客からの申し出があるまでは自動継続となっている。また、インターネットバンキングと現金自動預け払い機(ATM)サービスは来年3月4日まで継続するとしており、これらの情報をすべて同行のウェブサイト上で以前から案内していた。なお日本、ブラジル両国の管轄省庁などにも事前に通知が届いていたという。

 同行は2004年に東京支店を開設、06年にはバネスパ銀行から入金・送金サービス部門を買収して営業規模を拡大していた。今後は、法人・機関投資家向けのサービスが中心になる。

 イタウ・ウニバンコ銀行では今月から12月末にかけて、ブラジル銀行での口座開設方法、ブラジル銀行あての送金手続きの申し込み方法、イタウ・ウニバンコ銀行東京支店の口座解約方法に関する書類一式を各顧客に郵送するとしている。問い合わせは同行の日本語コールセンター(0120・4828・27)またはEメール(infojp@itau.co.jp)まで。

◆日本での各銀行

 連邦貯蓄銀行(カイシャ・エコノミカ・フェデラル、CAIXA)は日本で駐在事務所のみを維持しているほか、三菱東京UFJ銀行と大東銀行の2行との業務提携で送金サービスを提供していたブラデスコ銀行は既に日本から撤退しているため、今回のイタウ・ウニバンコ銀行の個人向けサービスの終了により、日本国内で10万1000人の顧客を持つブラジル銀行のさらなる業務拡大が予想される。

2013年9月21日付

コメント2

  • 丸田 美津子 Reply

    2018年11月22日 at 23:59

    イタウ銀行ブラジルに口座を持っていた肉親が亡くなったため相続人である日本に住む兄弟に送金をしなければならない義務があるにもかかわらず、1年過ぎた現在でも処理されていない。もちろん現地の委任者、弁護士を通して正当に進めているにも関わらずである。しびれを切らした私がイタウ東京支店に助けを求めて再三電話したが取り合ってくれない。世界に支店を置く邦銀では内部連絡で解決してくれることからイタウ銀行自体が組織だった国際的銀行ではないと分かった。国際電話しても英語が分かるスタッフが居ないというのも驚きで経営面からもまだ国際化していないのである。

  • 丸田 美津子 Reply

    2018年11月23日 at 00:01

    早く解決したい!

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