オフィス用不動産下落 売買・賃貸ともにリオが最大

 不動産情報サイト「Zap Imóveis」に掲載された広告を基に経済調査院(Fipe)がまとめたオフィス用物件に関する調査結果によると、2016年には販売価格が3.21%、賃料が7.92%、それぞれ下落した。同調査はサンパウロ、リオ、ベロ・オリゾンテ、ポルト・アレグレ各市の専有面積200平方メートル以下のオフィス用物件を対象とした。伯メディアが1月30日付で伝えた。

 調査対象4都市の中では、州財政の重篤な危機を反映してか、リオ市のオフィス市場が最もひどい状況であったことが分かった。リオ市内のオフィス用物件は販売価格が6.13%下落、賃料は14.40%下がった。販売価格、賃料とも、下落幅は4都市の平均を大きく上回っている。

 ブラジル国内で最大の不動産市場であるサンパウロ市内では、販売価格は2.44%、賃料は7.07%、それぞれ下落した。ベロ・オリゾンテ市内でも同様にそれぞれ2.72%、6.41%下落した。ポルト・アレグレ市内においては、販売価格は0.20%下がったが、賃料は4.52%上昇した。

 同調査のコーディネーターは、物件の供給数が増えた一方で企業によるオフィス需要が縮小したことで値崩れが起こったと説明。国内経済の停滞が続くため、17年にはオフィス市場の回復は見込めないとの見方を示した。ただし、販売価格と賃料それぞれの下落ペースが16年の終盤に緩やかなものになったとして、「この動きは最悪の時期が過ぎたことを示している。市場はいまだに良くはないが、悪化は止まっている」と述べ、これ以上の下落はないとの見方を示した。

 同調査による16年末時点のオフィス用不動産の販売価格の平均は、1平方㍍当たり1万260レアル。各都市の1平方㍍当たり平均価格は、リオが1万1666レアルと最も高く、サンパウロが1万611レアルで続いた。また、1平方㍍当たりの賃料は、調査対象4都市の平均は44レアル。都市別では、最も高いサンパウロが47レアル、それに次ぐリオが46レアルだった。

2017年2月4日付け

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password