カオリン王の堀井文夫さん 移民80年記念史出版記念会

カオリン王の堀井文夫さん 移民80年記念史出版記念会
乾杯する堀井さん(中央)
カオリン王の堀井文夫さん 移民80年記念史出版記念会
記念史の表紙

 『カオリン王 移民八十年記念史 堀井文夫』の出版記念会が13日、予定より30分遅れた午後8時からモジ・ダス・クルーゼス市のモジ文協会館で開かれ、親族や友人・知人など約300人が祝福に詰めかけた。印刷部数は1000部。
 「カオリン王」の異名を取る堀井さん(83)は1933年に広島県で生まれ、37年に家族7人で「もんてびでお丸」に乗船してブラジルに移住。リベイロン・プレットのサンマルチン農場に配耕後、サント・アンドレーを経て52年にモジ郊外のダルマ植民地に入植した。当初は野菜生産に従事していたが、61年に自身の土地からカオリンを掘り当て、68年に「堀井鉱山有限会社」を設立。現在はカオリン採掘販売とともに、同地に建設したゴルフ兼リゾートホテルのオーナーのほか、不動産業、環境保全再生事業など多岐にわたる事業活動を行っている。
 当日の出版記念会では、モジ文協の津田フランキ会長が祝辞を述べ、毎年恒例の秋祭りなどに堀井さんから資金援助を受けてきた経緯を振り返り、謝辞を述べた。
 引き続き、堀井さんがあいさつし、ブラジルで農業生産者として出発した自身がカオリン鉱脈の発見で現在の事業家としての地位を得たことを振り返り、人生の幕を引くまでさらなる事業展開を行っていくことを強調。同記念史発刊に尽力したすべての人への感謝の気持ちを表した。
 その後、モジ文協元評議員会長の山元治彦さんが記念史出版を祝福し、「普段は無口で、日頃から他人の話に耳を傾ける堀井さんが実業家としての人生をポツリポツリと語った貴重な記念史です。どんな時でも成功できるという見本でもあり、若い人にもぜひ読んでいただき、堀井さんに続く実業家が育ってほしい」と思いを込めた。
 記念会の乾杯の音頭は、堀井さんのゴルフ仲間で70年来の付き合いだというモジ市イピランガ病院創設者の森昇(もり・のぼる)さん(94、2世)が取り、出席者たちは高らかに杯を掲げた。
 その後、堀井さんによる記念史のサイン会へと移行し、サインを待つ人々の長い行列が出来ていた。

2018年12月18日付

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