クリチバ市で恒例花祭り 日本文化コーナーも設置

クリチバ市で恒例花祭り 日本文化コーナーも設置
会場に飾られた白像

クリチバ市で恒例花祭り 日本文化コーナーも設置
稚児行列
 【堀内登クリチバ支局長】パラナ州都クチチバ市の年中行事の一つとして知られ、釈迦(しゃか)の生誕日を祝う花祭り(潅仏会)が4月9、10両日午前11時から、前年と同場所の国道367号沿いの両市境界の湖畔、パルケ・サン・ジョゼ公園で開催された。

 当日はサン・ジョゼ・ドス・ピニャイス市及びサクラ醤油が後援、クリチバ市の禅宗及び浄土宗日伯寺、グループ「友達」が共催した。国道沿いの20×40メートルほどの仮設会場の中央には白像が飾られ、初日の午後は多くの観衆が見守る中、可愛い稚児行列が会場を練り歩いた。

 当日、佐々木良法師(マリンガ日伯寺)、レオナルド禅師、大江田開教使(クリチバ日伯寺)による先亡者追悼法要が行われたほか、潅仏会の主旨が紹介され、参加した老若男女が小さな仏陀に甘茶を注ぎ、珍しそうに見入っていた。

 サンジョゼ市関係者、池田敏雄総領事、原ルイ日系クリチバ文化援護会長ら来賓がそれぞれ「花祭りを通じて日本文化に触れる機会を得ることは幸いである」と評価し、祝辞を述べた。

 クリチバ総領事館の文化コーナーでは、元留学生協会OBが協力。食堂街では弁当や焼きそば、天ぷら等が人気を呼んでいた。また、似顔絵描き、折り紙、書道や手工芸品店コーナーなど日本文化に触れる機会でもあり、賑わっていた。そのほか、若葉太鼓や琉球国祭り太鼓の踊り、クリチバ文援協婦人部の盆踊りなど多彩な賑わいを見せた。

 多様な世相の流れの中で宗教行事本来の「花祭り」が美しい日本文化として一般市民に親しまれるようになった。12年前にマリンガ日伯寺の佐々木良法師によりクリチバ市のオスカー・ニーマイア博物館で始められた「HANA-TATSURI」は寺院の境内だけの催しでなく、仏教の教えを広い大空の下で一般市民と自由に参加、共生できる祭典行事になった。

 両日とも午後4時過ぎには強い夕立雨に見舞われたが、何事もなく過ぎ、終日和太鼓や歌謡、踊りが会場の雰囲気を盛り上げていた。

2016年6月3日付

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