コロニア語「ヨラ」をテーマに 第8回伯国言語学オリンピック

コロニア語「ヨラ」をテーマに 第8回伯国言語学オリンピック
今年のテーマ「ヨラ」のポスター

 ブラジル言語学オリンピック実行委員は、第8回ブラジル言語学オリンピックを9月に開催し、ブラジル日本人移民110周年を記念し、コロニア語の「ヨラ」をテーマにすると発表した。2019年7月末から8月にかけて行われる国際言語学オリンピックのブラジル代表チームの選抜に向けて、約1万人が参加し、競い合うことを予定している。

 言語学とは、ヒトが使用する「言語」の構造や意味を科学的に研究する学問だ。世界中の言語が内包する法則性や性質をを客観的に、中正な立場で調査している。

 知的競技として言語学オリンピックが創設されたのは1964年のモスクワ。2003年に国際言語学オリンピックが初めて開催され、ブラジルでは11年から始まった。

 ブラジル言語学オリンピックでは、その文化的多様性を表す言葉を毎年採用してきた。

 今年は、日本人移民独自の言葉であるコロニア語の「ヨラ」を採用。「ヨラ」は「私たち」という意味の言葉で、ポルトガル語の「eu」と日本語の「等」が合わさり「ヨラ」という言葉に変わったのだという。

 実行委員でソロカバ出身の林毅郎さん(19、3世)は、「子どもの頃に、周りの日系人が『ヨラは(私たちは)』と使うのを耳にしていた」と話す。

 今回のテーマは林さんが提案し決まったというが、その目的は日本文化を広めるためと、コロニア語への差別や偏見をなくすためだと言う。「コロニア語は、誤った日本語だと差別されたり、話すことを恥ずかしいと思う人もいる。しかし、多くの日系人にとっては大事なアイデンティティ。言語学オリンピックを通して、価値を見出してもらえれば」と説明した。

 ブラジル言語学オリンピックは、9月12日から16日に一次試験が公式サイト、またはネット上で行われる。二次試験は10月28日に筆記試験が行われた後、来年4月に国際言語学オリンピックブラジル代表チームを選抜する。

 なお、公式サイト、フェイスブック、ユーチューブで関連の内容を投稿する予定だという。

2018年6月14日付

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