サソリ被害 サンパウロ州で増加 昨年は12人が死亡

サソリ被害 サンパウロ州で増加 昨年は12人が死亡
繁殖期である春・夏は特に注意が必要だ(写真提供/保健省)

 サンパウロ州内で確認されたサソリによる被害件数が2017年から18年にかけて24%も増加していたことが、同州保健局の疫学監視センター(Centro de Vigilância Epidemiológica)のデータによって明らかになった。

 29日付で伝えた伯メディアによると、同州内では18年1~12月の間にサソリに刺されたという事案が2万6900件、そしてサソリに刺されたことによる死亡例が12件確認された。17年に確認された被害例は2万1700件、死亡例は7件。16年に確認された被害例は1万8800件、死亡例は5件だった。

 昨年、サンパウロ州内で最も多くのサソリ被害が確認されたのは、いずれも同州北西部のサンジョゼー・ド・リオ・プレト地方(5000件)とアラサトゥーバ地方(4000件)だった。

 保健省によると、サソリに刺された事案が最も多く確認されたのはブラジル北東部のバイア州で、16年に9万1000件だったその数は18年には14万1000件を超えた。サンパウロ州における昨年のサソリ被害件数は、このバイア州に次いで2番目に多いものだった。

 毒蛇などを研究するブタンタン研究所(Instituto Butantan、サンパウロ市)の抗毒素研究のコーディネーターはサソリの増加について、ゴミや瓦礫(がれき)などといった「繁殖条件の広がりのほか、地球規模の気温上昇」によるものだと指摘。サソリを寄せ付けないためには「木材やレンガ、瓦礫、そしてゴキブリを排除して、家を常に清潔に保つことが必要」と説明する。

 サンパウロ市保健局のまとめによれば、同市内において確認されたサソリ被害の事案は17年の218件から18年の298件へ37%増加した。そして今年に入ってからは、1月15日までの間には3日に1件のペースで被害が確認されたが、刺された人が死亡した例は今のところ確認されていない。

 サンパウロ市保健局によると、サソリ被害の増加は主に、サソリの繁殖期である春・夏の気温の上昇と降雨に関係している。

2019年1月29日付

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