サフラ銀と検察、1000万ドルで手打ち=マルフ公金横領事件

 ブラジルの大手民間銀行の一つであるサフラ銀行(Banco Safra)は1日午前、現連邦下院議員で元サンパウロ市長のパウロ・マルフ氏(PP)によって横領されたサンパウロ市の公金を受け取った件で法的責任を問われるのを回避するために、サンパウロ市役所に対して1000万ドルを支払うことでサンパウロ州の検察当局と合意した。伯メディアが同日付で伝えた。

 マルフ下議はサンパウロ市長だった時代に、同市内のジョルナリスタ・ロベルト・マリニョ大通りとアイルトン・セナ・トンネルの工事費用を横領した。

 今回の合意により、サンパウロ市が取り戻した公金は、ドイツ銀行(Deutsche Bank)からの2000万ドル、米シティバンク(Citibank)からの1500万ドル、そしてスイス・UBSからの1000万ドルと合わせて5500万ドルとなる。

 マルフ下議の事務所は、マルフ氏はこの件に関してコメントしないとしている。また、サンパウロ市役所も同日午後1時の時点では何のコメントも発していない。

 パウロ・マルフ氏は1969~71年と93~97年の合計6年間、サンパウロ市長を務めたほか、79~82年にはサンパウロ州知事を務めた。

 連邦最高裁判所(STF)は今年5月、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪でマルフ氏を有罪とし、議員資格喪失と130万レアル(約4500万円)を超える罰金、そして7年9カ月10日の禁錮刑を言い渡した。収監されずに自由の身であるマルフ氏はこの判決を不服として上訴している。

2017年11月2日付け

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