サンタ・クルス病院 トヨタ自動車南米CEOが講演

TPSの医療分野導入について

サンタ・クルス病院 トヨタ自動車南米CEOが講演
講演を行うスティーブ・セント・アンジェロ氏(写真はサンタ・クルス病院提供)

 2015年からトヨタ自動車のTPS(トヨタ生産システム)を導入しているサンタ・クルス病院(石川レナト理事長)は、25日午後7時からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同病院関連会場(Rua Santa Cruz, 255)で医療分野への同システム導入についての講演会を実施する。

 講演は、トヨタ自動車ラテンアメリカ及びカリブ地域CEO(最高経営責任者)のスティーブ・セント・アンジェロ氏が英語で行い、ポルトガル語の通訳が付く。

 TPSは、トヨタ自動車が生み出した工場生産活動の運用方式の一つで、生産工程の無駄を無くし、品質の向上と改善などを行うシステム。現在では、世界の数多くの企業が同システムを取り入れている。

 サンタ・クルス病院関係者によると、15年から同病院に導入されたTPSの「ジャスト・イン・タイム」や「改善」方式により、応急手当面で22%の時間の効率化が図られ、患者の待機時間も3時間削減されるなどの効果が現れているという。

 TPSが特に医療分野に取り入れられるようになった背景には、2005年に米国観測史上最大級のハリケーン「カトリーナ」の発生被害がある。当時、同被災地でTPSを導入したところ、医療分野で救急処置室での待機時間の短縮や、破壊された家屋の再建プロジェクトの中で住民の生活支援の向上に組織的に役立つ効果があったそうだ。

 今回、サンタ・クルス病院が主催して行う医療分野でのTPSに関する講演会は初めてで、同病院では来場者の反応を見ながら、今後も同様の講演会を続けていく考えを示している。

 なお、同講演会は医療及び病院関係者が主な対象で、主催者側では約80人の来場を予定しているという。

 詳細に関する問い合わせ、申し込みはロドリゴ氏(電話11・5080・2057、rsvp@hospitalsantacruz.com.br)まで。

2017年5月20日付

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