サントス地域 ごみ飲み込んだ海洋生物 3年間で300匹以上発見

 サンパウロ州グアルジャーとイタニャエンで活動しているグレマル研究所がまとめた報告書によれば、2015年9月から今年5月の期間にバイシャーダ・サンチスタ地域の海岸で救出あるいは死亡した状態で発見された海洋生物のうち、316匹がごみを飲み込んだ状態だったことが確認された。この数は、同研究所が対応した1465匹の一部となっている。ア・トリブナ紙電子版が12日付で伝えた。

 サントス海盆海岸監視プロジェクトに参加している同研究所の生物学者ロザネ・フェルナンダ・ファラー所長によると、最も影響を受けているのはアオウミガメだという。

 過去3年間に行われた746匹の死体の解剖では、267匹の消化器でごみの存在が確認されている。この同じ時期に、ごみを飲み込んで死亡した47羽の鳥と、5匹の哺乳動物も確認されている。

 ファラー所長によると、同研究所により発見された死体の大部分は腐敗が進んでいるため、これらの海洋動物の死因を特定するのは必ずしも容易ではないという。このため、解剖された死体の半数以上は、特定の診断を受けていないという。しかし、適切に判断されたものの中では、ごみを飲み込んだ事が、間違いなく主な死因となっている事が示されている。

 さらに同所長によると、消化器でごみが発見された沿岸動物の死体も見つかっているが、海洋の動物がより影響を受けているという。

 英国の研究によれば、毎年約800万トンのプラスチックが海洋に流入しており、この問題に対処する措置が何も採られなければ、最悪の場合、2025年までにこの量は3倍になる可能性があるという。

 海洋生物の死亡に加えて、海洋に違法に廃棄されたプラスチックは、研究者の注意をビスフェノールAによる汚染の問題に向けている。

 サンタ・セシリア大学海洋環境学部修士課程の生物学者バルテル・バレラ教授は、「これらのプラスチックは、女性ホルモン(エストロゲン)に似た物質を放出し、魚のメス化を引き起こす。実際に、オスよりも多くのメスが生まれている」と述べている。

2018年6月14日付

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