サンパウロ州 違法製品の押収額が倍増

 国税庁によるサンパウロ州内での違法製品押収額が倍増した。

 情報アクセス法に基づいてニュース専門チャンネル「GloboNews」が入手したデータによると、国税庁は2019年1月と2月に1億130万レアル(約30億円)相当の海賊版や模造品、密輸品などの違法製品をサンパウロ州内で押収した。同庁が18年同時期にサンパウロ州内で押収した違法製品は4910万レアル相当だった。伯メディアが1日付で伝えた。

 19年の年初2カ月間の押収額が最も大きかったのは、全体の2割近い1970万レアル(約5億9000万円)に上ったたばこで、1340万レアル(約4億円)の電気電子製品、840万レアル(約2億5000万円)の玩具がそれに続いた。

 同庁監視部門の責任者であるアラン・タワージー氏によると、サンパウロ市内中心部の商店街「ヴィンテ・エ・シンコ・デ・マルソ」(25 de Marco)にある商業施設が閉鎖されたことが、今年1~2月の押収額の増大につながったとしている。この商業施設内では「ボックス」と呼ばれる極小規模の小売店が約1200店営業していたが、これらの中に衣料品や履物、帽子、カバン、サングラスなどの海賊版や模倣品等を販売している店があるとの告発を受け、市当局が2月14日に同施設を強制的に閉鎖させた。

 ブラジル偽造撲滅協会(ABCF)のロドルフォ・ラマッジーニ理事は、違法製品の流通は不当な競争によって産業界に害を及ぼし、国や州、地方自治体に税収上の損失を被らせると説明する。同氏によると、密輸品や海賊版製品などによってブラジル経済が18年に被った損失は1600億レアル(約4兆8000億円)に上った。

 ラマッジーニ氏は、ブラジル国内で販売されている違法製品の45%はサンパウロ州に集中しており、それらによる損害は増加傾向にあるとしている。

2019年4月1日付

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