サンパウロ新聞記者座談会②

県連
鳥取県人会の本橋会長の繰り上げが濃厚か

鈴木 じゃあ県連は?
松本 まず、総会が3月の下旬ですが、日にちが確定していません。それと、沖縄県人会の総会が来年の2月20日に決まっています。沖縄県人会に、与儀さんが100%降りるのかということを確認したのですが、「確定ではない」とのことです。ただ県人会の中で一番大きい存在ですし、支部も44あります。人材もまだまだ豊富にいるし、与儀さん本人は、もう沖縄県人会も県連の会長もできたら降りたいと言っています。与儀さんが退いた場合は、副会長の最年長者が会長に就く。これは一応、定款で言われているのですが、今の順番を挙げますと、鳥取の本橋幹久さん、2番手が千葉の原島義弘さん、それと3番手が栃木の坂本アウグストさんと続きます。それで、本橋さんと原島さんには、「与儀さんが辞めた場合に、会長を引き受けますか?」と聞いてみたのですが、2人とも、「いや、辞退したいね」と言っていました。でも、これもどこまで本音なのか分からない。今後揺れていくと思います。

鈴木
 定款で、最年長者が就くというのは、一説によると、病気などで一時的に休職する場合だけという話があるけど。
松本 定款管理委員会の鹿児島の園田昭憲さんが言うには、もし定款通りにはいかずに、次々に会長が辞退していった場合でも、シャッパは作らないらしいです。県連の他の会長にも聞いたのですが、その場合は、今まで会長をやってきた与儀さんを中心に執行部の中で決めるという話もあるという。ただ、これが本当に定款に沿っているのかというと、疑問ですけどね。定款上とは言われてますけど、今みたいに最年長者から決めていくというのが本当に良いのかという意見もあります。ただ与儀さんが辞めても、残りの任期は1年だけなんですよ。だから、来年になったらもう1回シャッパを作り直して、改めて1期2年の選挙をやり直すんです。
鈴木 会長をやりたい人はいるわけだよね。

松本
 実は、3番手の坂本さんは、来年も会長を続けることになっているんです。来年の総会が1月末にあるのですが、まだ任期中なので、改選はありません。ということは、もし本橋さんと原島さんが辞退した場合、坂本さんが「それでは自分が」となる可能性がなきにしもあらずですね。
鈴木 でも坂本さんは今仕事を抱えている。それで、フェスティバル・ド・ジャポンの委員長も降りた、というような話を聞いたことがある。
松本 やりたいと噂されてるのは、滋賀の山田康夫さん。
米沢 中沢宏一さんは?

鈴木
 中沢さんはね、まだ第8回目のフェスティバル・ド・ジャポンの問題があるからね。彼がやりたいと思っても、実際に推してくれるシャッパができないと思う。
松本 周りが許さないでしょ。
米沢 与儀さんが会長に選ばれたとき、中沢さんも出てますよね。
鈴木 でも、結局あれシャッパ組めなかったんじゃなかったっけ。
松本 組めなかったんですよ。
鈴木 本人にやる気はあるだろうけど、ちょっと難しいだろうね。

松本
 中沢さんは今回の残りの1年よりも、来年以降のことを考えてるのかもしれない。
鈴木 私もそう思う。
松本 アイデアもあるし、行動力もあります。先走りは結構ありますね。今回の選挙の場合は就任期間が1年ということで、表面的にというのは不適切かもしれませんが、今の執行部は仲が良いですから、荒立てて決めるよりは、調整して、みなさんが本当に納得する形でやると思います。
鈴木 滋賀の山田さんねえ~。
米沢 (笑う)
鈴木 県人会そのものが小さい。

松本
 確かに。今までに県人会長をやっているところは、移住大県が多いですから、「自分のところは移住者が少ない」と、山田さんも言っています。ただ、あの人は時間も金もある程度ある。どこの会長も時間と金がないとできませんけれど、山田さんは若い。今の執行部が、残りの1年をどういうふうにするか。あと鹿児島の園田さんが、以前はやりたいという思いも持っていたと思うのですが、やはり時期がもう過ぎたのではないかと思います。もう自分は県連の副会長も、県人会長も辞めると漏らしています。一時期やりたい時期があったにせよ。
米沢 でも、「県人会長を辞める」と前から言ってましたよ。辞めると言って続けてますよ。
松本 うん。推されればという思いは、あるでしょ。
鈴木 園田さんは県人会の会長を引き受けた時点で、その先に県連会長を見据えていたと思う。今はそういう意欲をなくしてしまったのかもな。

松本 今の執行部は本橋さんのワンポイントで、与儀体制を良い意味で続けたいと考えている。だから、今の県連センターを早く買いたいというのもあるでしょう。その辺は長崎や神奈川県人会に不祥事があったように、県連が大きな金を持っていると、県連の不祥事につながりやすい。だから、何とか不動産に変えたいというのも執行部の中にあるのでしょう。ただ、それはあくまで執行部の案であって、反対意見も出てますからね。すんなりといくか、まだ分からないですね。あと、日本祭りも今のままで数年は続いたとしても今後どうなっていくのか。かなりマンネリ化してるし。あの大規模でいつまで続けるのか。どの会長がやっても大変ですし、県連傘下の県人会は特に任期が1期2年のところが多くぐるぐる回って、ほとんど毎年の総会で会長が代わるような状況ですからね。やはり、県連としての意思を伝達するのが、すごく難しい。だから、どの執行部が良いとか悪いとかの話ではなくて、いかに継続してやっていけるかというのがまず問題になっていくと思います。

鈴木 同じことを継続していくのは楽だけど、どこかで方向転換しないと破綻すると思うよ。それに、県連の役目というのは何も金稼ぎの祭りとか、ふるさと巡りの旅ではないからね。会員である県人会をどうするかを考えて、具体的に持っている金をどう注ぎ込んでいくかだと思うけどね。

松本 以前、県連は日本の留守家族会との提携というか、日本と繋ぐというのが一番強かったわけなのですけれどね。日本側の留守家族会がなくなってきてから、県連の役割というのがちょっと不明確になってきているところがあります。以前は、移住者同士を繋ぐということで、保護であるとか、帰国していない人を訪日させたりとか、県連としての重大な役割というのが明確にされていました。でも、それが時代と共にどんどんなくなってきた。各郷土食の色を出そうと98年から第1回の郷土食祭りが始まって今の日本祭りにつながったわけですけど、会長自身がそういう歴史を知らないということもあります。例えば、各県人会が日本の県人会あるいは、県庁なんかと一番繋がれる可能性はあるわけですよ。そういう意味では、文協よりも日本と繋がりのある団体ですけれども、なかなかそれができていないというのが現状です。金を貯める段階は良いのですけれども、金を貯めて何をしたいのかという具体的な考えがない。県連センターを買いたいというのがありますけれども、県連センターを作って、その後どうするのかですね。

鈴木 どうだろう。候補者としては、今の段階では最年長者の本橋さんになるけど、その辺で収まりそうなの?
松本 本橋さんは鳥取県人会でずっと副会長をやってきて、県人会の内部のことはすごく知っています。それと、優しい方で気持ちも良い方です。ただ、あまり押しが強くないので、日本と県連会長としての繋がりになってきた場合に、どこまでできるかを疑問視する向きもある。本人はアポゼンタして、自由に動くことはできると思うのですが、押しの弱さは本人も辞退する理由に挙げていましたけどね。「自分はあまり強くものを言えないので、そういう器ではない」と。
鈴木 ただ、今の執行部を見ているとまとまりが良いから、きちんとしたバックアップさえあれば、ワンポイントという意味では適任だろうね。

松本 そうですね。本橋さんも「周りが推してくれたらやりましょう」という可能性は大きいですね。今までを見ているとあまり押しが強い人よりも、与儀さんもそうでしたし、みんなに守られてという人の方が多いです。それを踏襲する可能性はあるね。
鈴木 では、やはり本橋さんとか、そのあたりで決まりそうだな。

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