【2011年新春特集】サンパウロ新聞記者座談会 終

援協
本命は森口氏、対抗に菊地氏、与儀氏が大穴

鈴木 それでは、最後に援協なんですけど、担当している米沢記者の目から見てどう? 今までと違うのは定款改正。そのあたりから説明をしてくれるかな。
米沢 12月の臨時総会で改正されました。それで、評議員会を設けることが決まった。
鈴木 それは、文協と同じような形になる?
米沢 そうですね。総会で正評議員50人と補欠25人。それを選んで、評議員会の中で理事を選ぶ。それと、理事の定数も今までの40人から25人に減らします。

鈴木 文協と同じであれば、シャッパ制にすることになるよね。
米沢 なりますね。
鈴木 今までだと総会で理事を決めて、その中で会長を互選したわけでしょ。それが、当然評議員会になると、シャッパを組む。それが単一シャッパだったら問題ないけど、二つになったら理事候補の数も増えてくる。引っ張り合いになって、シャッパを作るのも難しくなってくる。
米沢 そうですね。そうなりますよね。

松本
 それは、文協とか県連と同じような道をたどるということですね。
鈴木 前々回のときに本来は酒井清一さんが会長を続投するということで動いていたものを、当日になってごろっと変わってしまった。それで、森口イナシオさんを会長にして、酒井さんを引きずり降ろしたという形になる。酒井さんを推した人たちがいた。逆にそれではいけないというので、菊地(義治)副会長とか山下(忠男)さんが中心となって根回しをした。蓋を開けてみたら森口さんに決まったというわけでしょ。つまり、菊地さんも次の会長を狙っている。ところが、ワンポイントで据えたはずの森口さんが、2期もやったわけですよね。森口さんの動向が一番気になる。

米沢
 森口さんに直接聞いたときは、やはり木多さんや皆さんと同じく「推されればやります、やりたい気持ちはある」と言っていましたね。ただ森口さんの場合は、奥さんが病気なので。
松本 奥さんの体調が良くないんですか。
米沢 それで、昨年も2回くらいですかね。奥さんの体調を理由に理事会を欠席していました。
松本 なるほどね。
米沢 それでも、役所とか政府機関との折衝がこれからますます増えると思うんですよね、援協は。
松本 そうね。そうなると、ポルトゲースで。

米沢 はい。「ポルトガル語でちゃんと対応できる人が求められる」と、森口さんは言っている。
松本 森口さんは、その辺は全然問題ないの?
米沢 森口さんは全く問題ない。ということで、次の人にもそこが求められるという声があちこちから聞こえていますね。
松本 それでは、1世であってもポルトゲースがかなりできないといけないというのがひとつの条件になると。
鈴木 森口さんは自分が引くなら、次の会長は2世が望ましいと考えているとみてもいいの?
米沢 そのときは、そう言っていましたね。そうすると「それでは、誰?」ということになる。そこで、名前が挙がってくるのが与儀さんなんです。

鈴木 そうだよね。
松本 (現在の役員名簿を見て)。与儀さんのところには、第5常任理事と書いてあるね。
米沢 はい。それでやすらぎホーム経営委員長も兼務している。
鈴木 この人も長く援協に関わっていて、実績は県連会長としても上げてきたから、援協の会長になっても十分やっていけると思うよね。
米沢 でも、1世、2世ということを抜きにしても他に考えられる人は出てこないですよね。
松本 第1副会長の菊地さんも援協結構長いですからね、1世だけど。
米沢 菊地さんの線もないことはないと思うんですよ。さっきの話じゃないですけど、いわゆる医療団体ということになると、援協の中で友好病院の存在というのがすごく大きくなるんですよね。
松本 運営委員長ね。

米沢 はい。菊地さんが運営委員長をずっとやってるので。実際、病院を拡張したりとか診療を増やしたりとか、実績が上がってますからね。
松本 なるほどね。シャッパ制がもしなかったと考えたら、菊地さんになる公算も高かったわけだけども、シャッパ制では難しい?
米沢 そうですね。来年の3月に定期総会、そこで評議員選出。翌月4月に評議員会。そこで理事を選びますね。それで、選ばれた理事の中で互選して会長を選出する。
松本 菊地さんもやりたいという気持ちはかなりあるでしょうね。
米沢 あるでしょうね。鈴木 あるある。酒井さんのときは菊地さんは第4副会長だった。
松本 そうですね。

鈴木
 それが、論功行賞で第1副会長に上がってる。彼としては、次を目指して森口さんを立てたのでしょうからね。
松本 まあ、亡くなった前会長の和井武一さんが、菊地さんを推していたというのもあったから菊地さんもその気はかなりあるでしょうね。
米沢 でも、菊地さんは以前、県連の会長にもなれなかったんですよね。
松本 うん。網野弥太郎さん時代にね。
鈴木 そのために援協に移ったという噂もある。
松本 網野さんが県連会長のときに、菊地さんは岩手県人会の会長にもかかわらず、援協に移ったという経緯もありますから、そういうことも考えられますね。それでは、森口さんの2世を中心にするシャッパと菊地さんの二つに割れる可能性はあるんですかね。
米沢 どうなんですかね。そうなると人がいないですよ。

松本 いないよね。
米沢 (援協の定款を見る)。評議員は定期総会においてシャッパ制で選挙する。もうここからですものね。
松本 でも、そう考えるとシャッパ制は、どこの団体にしても、票が割れる原因になるばかりなんですけどね。
鈴木 もし、私が菊地さんの立場なら、今出ないといけないよ。2世に移ったら、絶対1世には戻ってこないからね。根回ししようが金をバラまこうが、自分が会長やりたいと思うんだったら、今しかないと思うね。
米沢 そうですね。それで森口さんの考え。これからやはり、2世の人、いわゆるポルトガル語がしっかり話せる人という考えはもちろんあると思う。ただ、まだ1世で良いのではないかという考えの人ももちろんいるんですよね。それで、しっかりとした2世が副会長になって、バックアップしていれば問題はないでしょうと。だから菊地さんが会長で、それこそ、与儀さんが副会長に上がってとか。

松本
 そういう1世を会長にし、ポルトゲースのできる2世が副会長につき実務行動をするということも考えられる。
鈴木 でも県連の会長をやった人間が、副会長で援協におさまるというのはちょっとね。居心地が悪いと思うよ。
松本 与儀さんの性格からいったら、まず断ると思うよね。
米沢 (笑う)
松本 でも、「みんなが推してくれたから、仕方ない」という方向に持っていきたい。菊地さんも性格的には穏やかな人だから。その意味では、あまり「俺は俺は」という1世の方ではない。「出たい」という内に秘めるものは持ってても、「それなら自分から」というのはよほどでない限りないとは思うんですけどね。
米沢 もちろん反対勢力がかなりいましたよね。尾西貞夫さんとか、浜岡正晴さんとか。
鈴木 未だに言ってるものね。

松本 第4副会長の坂和三郎さんあたりに色気はないんでしょうか。
米沢 坂和さんはないんじゃないですか。
鈴木 ないでしょう。
米沢 尾西さんはないですかね。
鈴木 ないと思う。
松本 そうなると、やはり、森口さん続投か、菊地さんか、与儀さんか。
鈴木 この3人に絞られるわけだよね。それでは一応の結論が出たところで、この辺で終わりにしましょう。
松本 そうですね。お疲れさまでした。(おわり)

2010年1月1日付け

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