シーエンジ社 床ずれ予防案件化調査で来伯 高機能マットレス現地生産へ

シーエンジ社 床ずれ予防案件化調査で来伯 高機能マットレス現地生産へ
来社した加藤氏、高岡氏、土屋氏(左から)。中央の高岡氏が持っているのが自社製品の新素材

 JICAの委託事業で、医療・介護用の高機能マットレスを活用した床ずれ予防にかかる案件化調査として、新素材のクッションなどを製造販売する株式会社シーエンジ(愛知県蒲郡市)関係者が1月14日から25日までの約10日間にわたってブラジルに滞在し、サンパウロ、ベロ・オリゾンテ(ミナス・ジェライス州)、ベレン(パラー州)と各地を訪問した。

 帰国前の同24日、(株)東京医療コンサルティングの土開千昭氏の案内で、シーエンジ社の加藤毅取締役海外展開担当と高岡佳久専務取締役研究開発部長、同社と業務提携しているパラマウント・ベッド・ド・ブラジル社の土屋功代表が来社した。

 シーエンジ社では、新素材クッションをソファーやベッドなど一般家庭用をはじめ、高齢者施設や在宅介護向けなど日本国内で幅広く供給しており、海外でも米国、台湾、イギリス、トルコ、インドネシアなどで営業展開を行っている。

 ブラジルでの営業展開のために2017年1月に来伯し、14年からブラジルに進出しているパラマウント・ベッド・ド・ブラジル社の見本市ブースで自社商品の紹介を行ったというシーエンジ社。今回の来伯では、前述のJICAの委託事業として、自社製品の伯国での製造販売に向けてベロ・オリゾンテのブラジル企業とパートナー契約を行い、19年4月頃を目処に現地生産を行うという。その間、パラマウント・ベッド・ド・ブラジル社と連携してサンパウロやベレンなどでの病院向けの医療用マットレス販売を中心に、自社製品を日本から輸出する考えだ。

 シーエンジ社の加藤取締役は自社製品について、「通気性が良く、寝心地が良いのが大きな特徴ですが、医療用のマットレスだけでなく、一般家庭用やベビー用マットレスとしても使用できます。また、(プロ野球の)広島カープ球場のスタンド用クッションやスポーツ選手向けの特性マットレスなどの素材としても納品しており、2017年には(日本の)グッドデザイン賞も受賞しています」と語り、幅広い分野で使用されていることを強調する。

 今後ブラジルの日系社会では、サンパウロの援協傘下の日伯友好病院やサンタ・クルス病院、ベレンのアマゾニア日伯援護協会傘下のアマゾニア病院などで商品のテストなどを行い、新素材のアピールを行っていくという。

2018年2月2日付

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