ジェデル元総務長官を逮捕 関連アパートでの現金発見受け

ジェデル元総務長官を逮捕 関連アパートでの現金発見受け
リマ元総務長官(2016年5月)(Foto: Jos・Cruz/EBC/Fotos Públicas)
ジェデル元総務長官を逮捕 関連アパートでの現金発見受け
リマ元総務長官が利用していたとみられるアパートで発見された現金(Foto: Polícia Federal)

 連邦警察は8日朝、ジェデル・ビエイラ・リマ元総務長官をバイーア州サルバドール市内の自宅で逮捕した。国内各メディアが同日付で伝えた。リマ元長官は、連邦貯蓄銀行の信用供与承認にからむ不正に関与した疑いで捜査対象となっており、今年7月から自宅勾留となっていたが、同氏が利用していたとみられているアパートの部屋から計5100万レアル相当の現金が発見されたことを受け、連邦警察が裁判所に勾留令状を要請していた。

 連邦警察が捜査しているのは、2011年から13年の間に、連邦貯蓄銀行による信用供与や融資の承認で不正が行われていた疑いに関するもの。リマ元長官は11年3月から13年12月まで同銀行法人部門の副総裁を務めており、企業への便宜の見返りに賄賂を受け取っていた疑いで捜査対象者の1人となっている。

 リマ氏は昨年5月のテメル暫定政権発足時から11月まで総務長官を務めた。7月3日、同捜査を妨害しようとした疑いで予防勾留されたが、後に人身保護令が適用され、自宅勾留の状態となった。その後、8月に捜査妨害の疑いでブラジリア連邦裁判所に起訴され、被告となっている。

 今回のリマ氏の逮捕は予防勾留で、連邦貯蓄銀行にからむ不正疑惑に関連した捜査作戦で今月5日に行われた捜索で、同氏に関係しているとされるサルバドール市内のアパートからスースケースやダンボール箱に入れられた大量の現金が押収されたことを受けて行われた。押収された現金は、4264万3500レアルと268万8000ドルの紙幣で、現在の為替で計5100万レアル。

 勾留令状はブラジリア第10連邦裁判所のバリズネイ・デ・ソウザ・オリベイラ判事が発行した。連邦警察は勾留要請の理由として、「事実解明に不可欠な証拠の要素が破棄されること」を避けるためと説明している。同判事の決定書によれば、警察ではこの資金がリマ氏に属している「強い形跡」があるとしている。

 5日の作戦ではリマ氏のほか、サルバドール市の民間防衛局監督官のグスタボ・フェラス氏に対しても資金の隠匿に関与した疑いで予防勾留令状が執行された。また、リマ氏自宅と同じアパート内にある母親宅などで計3件の捜索押収令状が執行された。この日の作戦について連邦検察庁では、収賄、資金洗浄、犯罪組織形成等の犯罪の証拠を集めるためとしている。

 報道によれば、現金が見つかった部屋の所有者は連邦警察に対し、リマ氏から昨年死去した父親の遺品を保管する場所として部屋の貸与の要望を受けて貸したと供述し、コンドミニオの管理者もリマ氏への貸与を確認している。また、部屋からはリマ氏とフェラス氏の指紋が検出されているという。

 リマ氏は拘束後、サルバドールの空港からブラジリアへ移送された。

2017年9月9日付け

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