ジャパンハウス一般公開 長い列ができる盛況ぶり

ジャパンハウス一般公開 長い列ができる盛況ぶり
館内の様子

週末2日間で約7500人が来場

ジャパンハウス一般公開 長い列ができる盛況ぶり
ブラデスコ銀行の近くまで行列ができた

 ジャパンハウス(JH)の一般公開が、6日から始まった。公開初日となる同日には多くの人が訪れ、JHの外まで続く長い列ができる盛況ぶりとなった。週末の2日間の来場者数は合計で7509人となり、日系社会だけではなく、ブラジル社会からも関心が高いことをうかがわせた。

 一般公開初日となった6日は、開館2時間後の時点で既に入場制限が敷かれるほど多くの来館者が訪れた。開館当日、各ブラジルメディアで取り上げられた効果もあってか、日系人以上に非日系人の来館者が多く見られた。

 館内では、マルセロ・ダンタス企画局長による「竹展」が開館展示として行われている。特に、長い列ができるほどの人を集めていたのは、地上階にある「フロレスタ・デ・バンブー(竹の森)」。細長く切った竹でドーム型に仕切られた空間内には、靴を脱いで入る日本式の入場方法になっており、中では日本のアニメ会社「スタジオ・ジブリ」の「かぐや姫の物語」の映像一部を上映している。アニメ人気もあってか、開館前から注目を集めていた。他にも地上階では、竹の歴史を紹介する展示が実施されている。

 2階では竹工芸作家の廣島一夫さん、川島茂雄さんの作品を展示。一際目を引くのは、4代目田辺竹雲斎さんの作品「コネクション(つながり)」。接着剤などを一切使わず、約5000本の竹ひごが伝統的な技法で編みこまれ、天井から床まで伸びる巨大な作品になっている。竹工芸展示を熱心に観覧していた有田稔さん(77、高知)は「作品は糸で作られているように見えるが、すべて竹。日本人の手先の器用さが出ている」と嬉しそうに話した。

 展示の他にも日本書籍が閲覧できるメディアルーム、カフェなどが館内に常設。カフェでは日本式の洋菓子や惣菜パンなどを販売している。カフェでプリンを食べていたクリスチャン・コレアさんは「初めて日本の洋菓子を食べた。ブラジルのものに比べ、甘すぎず美味しい」と笑顔を見せた。

 カフェ向かいには雑貨店「マド」が出店している。同店では混ぜご飯の具材、ゆず茶、出汁などの日本食品から日本酒、竹製品やヒノキでできた製品を販売する予定。店頭に立っていた伊藤芳郎社長は「見たことも聞いたこともない日本商品があり、皆さんすごく興味を示している」と来場者の反応は上々だと話した。現在は商品の展示のみ。販売は2カ月後を予定している。

 1階では「フロシキ・ストア」が多彩な種類の風呂敷を販売中。値段は90レアルから400レアルで、初日の売り上げも好調だった。今後は風呂敷の使い方を紹介するワークショップなども行っていく予定としている。

 ブラジル人と日系人にJHの感想を聞いてみた。男女のブラジル人4人組は「寿司や刺身、侍などのステレオタイプな日本は知っていたが、日本が清潔でとてもきちんとしている国だということをJHで知れた」と印象を話した。また「パウリスタ大通りには多くの人がいて、たくさんの文化がある中で、JHができたのは素晴らしいこと。リベルダーデにも距離的に近く、双方に良い影響があるのでは」と考えを述べた。

 若い日系人のヴィヴィアン・トダさん(19、3世)とアマンダ・ウエハラさん(19、3世)は「こんなに立派な施設だとは思わなかった。日系人がたくさんいるブラジルにJHのような施設があることを誇りに思う。家族にも来るように伝えたい」と話し、JHの開館を喜んだ。

2017年5月9日付

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