ジャパンハウス上棟式 晴れやかに「曳き綱の儀」等実施

ジャパンハウス上棟式 晴れやかに「曳き綱の儀」等実施
玉串奉奠を行う中島現場長

説明会では巡回展の内容も発表

ジャパンハウス上棟式 晴れやかに「曳き綱の儀」等実施
概要説明するギレルモ事務局次長(中央)
 岐阜県から来伯していた中島工務店によって設置されたジャパンハウス(以下、JH)の玄関装飾上棟式が、24日午前10時からサンパウロ(聖)市パウリスタ大通りにあるJHで執り行われた。上棟式にはブラジルのメディアも集まり、JHへの注目度の高さがうかがえた。また、同日午後2時からは、在聖日本国総領事館多目的ホールで「第3回ジャパンハウス日系団体説明会」が開かれ、前回の説明会以降の事業の進捗状況の説明も行われた。

 上棟式には、JH運営委員会委員長の中前隆博在聖総領事、ルーベンス・リクペロJH名誉館長、戸田建設の奥地正敏社長、ブラジル日本文化福祉協会の呉屋春美会長をはじめ、JH関係者ら約30人が出席。南米神宮の逢坂和男宮司により、粛々と式は進められた。

 各儀式に続いて行われた「曳き綱の儀」では出席者らが左右に分かれて綱を持ち、同工務店の中島浩紀現場長の合図の元、「エイ、エイ、オー」と声を出しながら棟木の代わりとなる神聖な木を屋根に上げた。上げられた神聖な木は「槌打ちの儀」として、同工務店の職人により打ち固められた。

 その後、玉串奉奠(ほうてん)が行われ、中前総領事ら来賓が代表して奉納した。

 今回の工事期間中、同工務店の支援を行ってきた戸田建設の奥地社長は「通関での問題など苦労も多かったが、(中島)工務店の皆さんが正月返上で頑張ってくれて、上棟式を無事迎えられた」と同式後に安堵の表情で語った。また、「工務店の皆さんを社員らが色んな面でサポートしてきたが、その中で皆さんの職人気質に触れ、社員にも良い刺激となったと思う」と話し、同工務店との交流にも成果を感じていた。

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 同日午後2時からは「第3回ジャパンハウス日系団体説明会」が在聖日本国総領事館で開かれ、28の日系団体代表者が出席した。

 中前総領事から昨年6月に行われた第2回以降の進捗状況の説明があり、前回直後に開催された県連主催の日本祭りでのJHブースでは「多くの来場者があり、JHについて知ってもらえたと思う」と手応えを感じたと話した。さらに、昨年12月に開かれた「第4回運営委員会」ではこれまでの準備状況と今後についての議論が行われたとし、「そこでの議論を参考に、運営委員会は企画準備を続けている」と報告した。

 昨年末にはJH3館合同の諮問委員会が東京で開かれ、初回の巡回展の内容が公表されたと発表した。巡回展には東京大学生産技術研究所山中研究室と株式会社竹尾、TOTOギャラリー「間」の3本の企画を採用。紙などそれぞれがテーマを打ち出した展示を行い、2、3カ月を目安に順次巡回していくとした。

 加えて午前中に上棟式が行われたこと、2月中にJH事務局がJH館内に入所することが発表された。

 続いて、JH事務局のギレルモ・ムロ次長からJHの概要が動画と共に説明された。説明の中でギレルモ次長は、「聖市になかった空間の提供、日伯両国のおもてなし、日本人さえも知らなかった日本が発見できる場所」を見せていきたいと述べた。また、各媒体への広報にも力を入れ、ブラジル主要紙などに掲載された記事が、会場に設置されたスクリーンに表示された。さらに「日伯両国に関係する人々にアピールし、理解を深めてもらうよう努めた」とギレルモ次長は語り、邦字紙を重要視している姿勢を示した。

 最後に質疑応答が行われ、出席者から多くの質問や要望などが挙がった。

2017年1月27日付

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