ジャパン・ハウス 1年間で来場者77万人 第9回運営委員会で発表

ジャパン・ハウス 1年間で来場者77万人 第9回運営委員会で発表
参加した運営委員

伯人の日系社会への信頼も基礎に

 ジャパン・ハウス(JH、平田アンジェラ館長)運営委員会(野口泰委員長)による「第9回運営委員会」が、16日午前9時半からサンパウロ(聖)市のJH1階セミナールームで開催された。同委員会では、前回の委員会後の状況報告、今後の展示予定などが話し合われた。6日で開館1周年を迎えたJHは、目標の13万6000人を大幅に上回る76万9502人の来館者数を記録し、各種企画展や講演会などでブラジル社会に日本の科学技術・文化・製品などを発信してきた。

 JHは、2日から正式に法人格が認可され、JH法人として新たに組織化された。野口委員長は「これまではいかに知名度を上げるかのフェーズ(局面)だったが、これからは新しいフェーズに入り、いかに持続可能なものにしていくか。スポンサー、メンバーシップ(企業会員制度)で各企業などの協力も得ながら、運営していく必要がある」と語った。

 同委員会では、今後の課題に関して、各展示のスポンサー探しの方法や、これからJHのメンバーシップを募り、制度構築の検討などについて運営委員らで話し合われたという。聖州政府と協力し、州立学校の修学旅行でJHを訪問してもらう計画についても話が出たそうだ。

 現在、行われている現代美術家・大岩オスカルさん(52、2世)の展示も好評を博し、ブラジル・メディアを筆頭に、カナダや中国、欧州などの外国報道機関からも取り上げられている。

 開館から来館者数約77万人を達成した1年の総括として野口委員長は「ブラジルでは日系社会に対するブラジル人の信頼、信用が基礎にある。その上に新しい日本を見せたことが注目を引いたと思う」と話し、パウリスタ大通りのMASPやSESCなど、歴史ある文化施設の中で、「JHが1年間で一画を占めるようになり、既に肩を並べている。外国の文化施設ではJHだけ」と強調した。

 平田館長は1年を振り返り、「(自身が)日本を知らなかったことを知った。日本の奥深さ、伝統を守りながら色んなものを造っている日本を世界にもっと広げていかなければいけない」と言い、収入面の維持方法が課題になることも語った。

 今後の企画については、展示「AROMAS E SABORES」で日本料理独特の「旨味」などを紹介し、6月頃には、ブラジル人の趣向を見る市場調査として、「無印良品」が500種類ほどの商品を置くポップアップストアを開くことも公表された。

 平田館長は「今後は、価値のある、驚きを与える展示が必要になる」と話した。

2018年5月18日付

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