ジルセウ元官房長官の収監を決定 ラバ・ジャット裁判で2審有罪判決

 連邦第4地域裁判所は17日午後、ジョゼ・ジルセウ元官房長官が同裁判所により言い渡された収賄などによる2審有罪判決に対して行っていた異議申し立てを棄却した。今回の申し立てが、同元官房長官側が2審で可能とされる最後のものだった。申し立て棄却は1審で有罪判決を言い渡したクリチバ第13連邦裁判所へ通知され、同裁判所のガブリエラ・ハルド代理判事により、暫定的な刑期開始が決定された。同判事はジルセウ元官房長官に対し、18日午後5時までに居住するブラジリアの連邦警察へ出頭することを命じた。国内メディアが伝えた。

 今回棄却された申し立ては、国営石油ペトロブラスにからむ汚職捜査ラバ・ジャット作戦に関連した訴訟で言い渡された有罪判決に対するもの。元官房長官は、ペトロブラスの事業の入札にからむ不正の仕組みに加わり、建設企業側から不正な利益を受け取ったとして起訴され、2016年5月にクリチバ第13連邦裁のセルジオ・モロ判事により、収賄、資金洗浄、犯罪組織への参加の罪で禁錮20年10月の有罪判決が言い渡された。その後、17年9月の2審判決で、刑期は禁錮30年9月とされた。

 元官房長官はラバ・ジャット作戦の捜査で15年8月以降予防勾留の状態にあったが、17年5月に連邦最高裁判所第2班が人身保護令の適用を認め、以後は位置確認電子装置の装着や出国禁止などの条件の下、ブラジリアに居住していた。

 ハルド代理判事による暫定的な刑期開始の決定は、2審有罪判決について申し立ての可能性がなくなった時点で暫定的な刑期開始が可能とする16年の最高裁判断に沿ったもの。同判断に伴い今年4月には、収賄と資金洗浄により2審有罪判決を言い渡されたルーラ元大統領がパラナ州クリチバの連邦警察施設内に収監されている。

 元官房長官は18日午後2時ごろに自宅を出て、ブラジリアの法医学院で検査を受けた後、連邦直轄区のパプーダ刑務所へ向かった。同刑務所からクリチバ都市圏のピニャイス医療刑務所へ移送される見通しとなっている。元官房長官は収監後も、上位の裁判所に上訴を行うことが可能となっており、弁護側は上訴する意向を示している。

2018年5月19日付

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