セレソン、まさかの敗退 「左サイド」の泣き所突かれ

前回に続きベスト8どまり

 そんな、まさか…。全伯に衝撃が走った。サッカー・ワールドカップ(W杯)2日の準々決勝で、ブラジル代表(セレソン)がオランダに2―1で敗れた。史上最多6度目の優勝を狙うセレソンが、前回に続いて準々決勝で敗退。テレビの前で観戦していた国民の夢もはかなく散った。

 1次リーグから負けなし同士の対戦。伯国にとってオランダは、今大会で迎えた最初の難敵だった。開始10分、ハーフウエーライン付近でパスを受けたフェリペ・メロが、オランダの急造CB(センターバック)コンビを突く長いスルーパスを出し、抜け出したロビーニョが落ち着いて流し込んで貴重な先制点とした。

 しかし、後半に暗転した。警戒していたオランダのロッベンを左サイドバック(SB)のミシェル・バストスが止められず、流れはオランダに傾いた。53分、ゴール前で競り合いとなったフェリペ・メロのヘディングでオウンゴール。同点とされた。
 ドゥンガ監督はたまらず、警告を取られたミシェル・バストスに代えてジルベルトを投入したが、勢いは止められず、68分にもロッベンに突破されて与えたコーナーキックから決勝点を奪われた。

 敗因は、伯国の唯一の泣きどころである左SB。後半に入って左サイドを再三ロッベンに突破された。終盤はフェリペ・メロの退場で1人少なくなり、焦りからのラフプレーや守備の甘さも目立った。

 ドゥンガ監督は試合後の記者会見で、「責任は全員にあり、勝っても負けても全員で分かち合う。W杯で退場するのは彼が初めてじゃない」とフェリペ・メロをかばい、これまでの集中力が上手く発揮されず、オランダには弱点を突かれたと分析した。
 ただ、ホイッスルが多かった西村雄一主審については、「プレッシャーのため、序盤から反則でないプレーも反則を取っていた。その一つで警告を受けたミシェル・バストスを外さざるを得なかった」と批判した。

 「前半と同じ戦いぶりが出来なかった。90分の試合はすべてが詳細で決まる。目標の優勝には、残念ながら届かなかった」と悔しさをにじませ、「代表監督としての任期は4年だ」と話し、帰国後に退任する意向を示した。

2010年7月3日付

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