デング熱が大流行か 2型の増加に懸念

デング熱を媒介するネッタイシマカ(Foto: Arquivo Wikipedia)

 サンパウロ州保健局が3日に発表したデータによると、州内645都市中200都市以上で、冬季にもかかわらずデング熱の感染が報告されていることが明らかになった。また、熱帯シマ蚊の幼虫が、373都市で大量発生しており、7都市で警報が出ており、86都市で注意報が発せられている。エスタード紙などが報じている。

 7月に行われたこの調査データは、昨年10月の調査データと近似していることから、デングの繁殖が本年度の最も寒い時期に起きていることを示している。そのため来年度の流行の際には、感染者数の急増が例年よりも3カ月早く起きることが予想されている。

 同局流行病コントロール部のダルトン・ペレイラ・ダ・フォンセッカ監督官は、「いつもより早く大量発生している。例年では、1月か2月から感染者数の増加が始まるが、今年は、10月か11月に始まる可能性がある」と述べている。

 こうした状況を踏まえ、同局は4日、デング撲滅運動に参加する職員の数を倍増する事を発表した。今後3カ月間にわたって行われるこの運動のために、500人の職員を一時雇用する予定だという。

 さらに同局は、4日に州内各都市から集まった350人以上の市長達と会合を開き、状況の説明に加えて、繁殖しやすい場所を排除するなどの措置に関する撲滅のための戦略定義、専門家の育成などを話し合った。

 デイビジ・ウイピ局長は、「昨年の夏季に、誰もが出来ることを行ったが、明らかに十分にはできなかった。さらに多くのことを行うなうべきだ。死因に関しても、基本的な注意事項から救急医療に至るまで、専門家の育成や訓練をさらに強化していきたい」と強調している。昨年サンパウロ州では、過去最高の372人が感染が原因で死亡している。

◆2型デング
 同局長が市長達に注意を促したのは、2型のデングが増加している点で、サンパウロ州ではほとんどが1型だったため、ほとんどの市民達は2型の免疫を持っていないという。そのため、同局疾病コントロール部のマルコス・ボウロス監督官は、「この新型のデングは、既に1型デングに感染したことのある市民達が感染した場合、さらに症状が重くなるため、より深刻な問題となる。特にリベイロン・プレット市は、2型デングが流行する可能性がある」と述べている。

 同市では、州内で7月の感染者数(86人)が最も多く、その後ジャーレス市、カンピーナス市、プレジデンテ・プルデンテ市、そしてサンパウロ市と続いている。

2015年9月9日付

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