ネッタイシマカ媒介の感染症 国内市の20%超で流行のリスク

ネッタイシマカ媒介の感染症 国内市の20%超で流行のリスク
連邦直轄区セイランジア市でネッタイシマカ繁殖予防の啓発のため住宅地を訪問する市の保健部門職員(2018年1月)(Foto: Tony Winston/Agência Brasília)

 保健省の調査データによると、国内全市の22%に相当する1153市でネッタイシマカの繁殖に関する指数が高く、この蚊がウィルスを媒介するデング熱、ジカ熱、チクングニア熱の新たな流行が発生するリスクのある状況だとされている。こうした状況にある市の数は、昨年12月の調査時点(461市)と比べ大きく増加している。フォーリャ紙などが7日付で伝えた。

 LIRAaと呼ばれるネッタイシマカの繁殖に関する調査は、同省が各市と協力して3カ月ごとに実施している。今回の調査のデータは3月から4月にかけて収集されたもので、4933市から情報が提出されている。

 集計によると、そのうち約23・4%にあたる1153市で、訪問した不動産の4%以上でネッタイシマカの存在が確認されており、流行の危険があるという。その他、2069市(41・9%)ではこの割合が1~3・9%で、新たな流行に対する警戒の段階となっている。残りの1711市についてはこの指数は許容できる水準だったという。

 昨年12月の調査では、警戒状態の市は1445市、許容できる水準の市は3268市だった。

 保健省はこの結果について、デング熱やその他の病気の感染ケースが減少する秋と冬でも、ネッタイシマカの幼虫が繁殖する可能性がある場所の対策や管理を強化する必要性を指摘している。

 ネッタイシマカの繁殖に不利な気候であるとはいえ、既に産み付けられた卵の幼虫は、1年以上経過してから成長し、新たな蚊の発生につながる可能性があるからだという。

 保健衛生局のオクモト局長はこのデータについて、ネッタイシマカの駆除活動においてさらに注意を払う必要がある事を示しているとし「最も寒い時期であっても、予防措置を怠るべきではない」と警告している。

 同局長はまた、この時期にコントロールする事は、ネッタイシマカの繁殖に有利な暑い雨の多い時期であっても、低い繁殖率を維持するために重要であるとして、「こうした予防措置のみで、繁殖率の減少を維持する事ができる」と述べている。

 アルツール・チメルマン感染症医は、「これらの数値は、状況が非常に深刻である事を示している。それは、アルボウィルスを予防するモデルについて、より真剣に議論する事の重要性を強調している」と述べ、「基礎衛生、防水、緑地の保全について話し合う必要がある。また、都市化モデルについても話し合うべきである。さもなければ、蚊の繁殖をコントロールできないだろう」と付け加えている。

2018年6月12日付

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