ビラコッポス空港、着工へ

900万人の年間利用見込む
 ブラジル空港インフラ業務公社(Infraero)は29日、2013年11月の完成を目指すビラコッポス空港(聖州カンピーナス市)の拡張工事要綱を発表した。滑走路や格納庫を新設し、現在の敷地面積は3倍強となる。年間利用客は900万人の見込みだ。
 構想から14年を経て動き始めた拡張計画は、住民の反対運動が根強く、07年にはいったん白紙に戻った。環境保全の観点から州環境審議会(Consema)の許可が下りず、アルキミン新聖州知事を交えた27日の協議でようやく許可が出た。

 14年のサッカー・ワールドカップ(W杯)では、空港整備が急務と指摘され続けている伯国。聖州は開幕式の開催を宣言しており、ビラコッポス空港の拡張はその基本だ。08年から10年にかけて利用客が5倍となった経緯からも、早急な対応が叫ばれていた。
 総工費8億2300万レアルをかけた工事は、滑走路や格納庫を新設し、敷地面積を3倍強に拡大。同工事により、現在は500万人の年間利用客が900万人となる見見通しだ。国際線を乗り継ぐ南米最大のハブ空港として機能させ、かねて運用能力オーバーが指摘されているグアルーリョス国際空港の緩和効果も期待されている。

 W杯開催7か月前の13年11月の完成を目指し、これから事業入札の準備に入る。Infraeroはその間に基礎工事を済ませ、契約から2年後の完成を目標とする。
 一方、拡張工事により、聖市イビラプエラ公園12個分に相当する8・7ヘクタールの自然林が消失し、593家族が立ち退きを余儀なくされる見通し。これに関し、ConsemaはInfraeroに消失面積分の植林を義務付けている。

2011年1月29日付

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