ピラール・ド・スール第40回敬老会 75歳以上の高齢者約60人が元気に出席

ピラール・ド・スール第40回敬老会 75歳以上の高齢者約60人が元気に出席
敬老会に出席した人たち
ピラール・ド・スール第40回敬老会 75歳以上の高齢者約60人が元気に出席
生徒たちによるダンス

 ピラール・ド・スール文化体育協会(阿部勇吉会長)主催の第40回敬老会及び入植慰霊祭が1日、同文協会館で催された。

 午前8時に執り行われた入植慰霊祭では、僧師の読経に併せて参列者らが焼香した。阿部会長は、「移民110周年、ピラール邦人入植73年目になります。日系人としてあらゆる面で活躍されてきた先没者に焼香して頂けることに感謝申し上げます」とあいさつした。

 引き続いて行われた敬老会では、今年は自らも敬老者として招待された阿部会長が、会場に集まった表彰者を激励した。75歳以上の敬老者は91人で、最高齢者は97歳の宮崎マサさん。この日の会場には約60人が元気な姿を見せた。

 日本語学校生徒代表の下田としお君(13)は、「おばあちゃんと日本語で話していると勉強になります。今日こうして『ありがとう』という気持ちを伝えるために、2週間前から練習してきたので、楽しんでください」と感謝の気持ちを伝えた。その後、表彰者の名前が呼ばれ、前日から婦人会が心を込めて作った弁当や紅白の餅、養蜂業を行う寺尾氏よりプロポリス、青年会からの記念品、日本語学校生徒手作りのプレゼントが、青年会員によって一人一人に手渡された。

 老壮会会長の南満氏(81、福岡)は、「一言一言が身に染みる、温かい言葉を頂きありがとうございます。日本語学校生徒の余興をはじめ、たくさんのプログラムを楽しみにしております」と感謝の辞を述べた。

 余興は15演目用意され、日本語学校生徒は、この日のために2週間毎日練習してきた発表を披露。合唱では手話を取り入れて「上を向いて歩こう」を元気よく歌い、他にも幼稚園児のお遊戯や11歳以下の踊りがあり、12歳以上の25人が行ったダンスはわずか3分弱ながら目まぐるしく動き回る圧巻の動きで、会場からは一際大きな拍手が送られた。また、20年近く続いているという婦人会・日語校母の会・日語校教師合同による踊りも2曲披露され、会の盛り上げに一役買っていた。

 敬老される側からの出演もあり、89歳の田鍋亨氏はカラオケ2曲を披露して生気溌剌たる姿を見せた。他にも青年会(鐙野しずお会長(23、3世))が「青春組」を発表。幼少時代の野山の風景を彷彿とさせる唱歌「ふるさと」を歌うとともに、これまでのピラールでの生活や文協の行事に係る写真をフォトムービーとして上映した。曲に合わせて口ずさんだり、涙を浮かべて青年会員の歌に聴き入るなど、敬老者はみな、それぞれ「ふるさと」の情景に思いを馳せていた。

 移民110周年、ピラール文協創立65周年という節目を迎えた同文協での40回目の敬老会。「かつては私たちが敬老者にお酌をして、『お前も飲め』と言われてお酌を受けたものです」と南氏は、当時の敬老会を振り返った。日本語学校生徒をはじめ、青年会、父兄会、婦人会などあらゆる世代が協力して、例年以上に活発に活動する同文協の現在の様子を象徴する催しとなった。

2018年9月18日付

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