ブラジルでのカローラ生産 20年周年、10億レアルの投資獲得

 20周年を記念して、カローラを生産するインダイアツーバ工場は、生産ラインを近代化し、新たなモデル生産に向け設備拡張へ

 ブラジルトヨタは、サンパウロ州内陸部インダイアツーバ市に位置する自社工場では、創業20周年を記念するため、従業員達と当局者、そして報道関係者達を集めた。
 この工場は、国内でトヨタが成長した重要なステップを踏むきっかけとなった。それまでに同社は、サンベルナルド・ド・カンポ工場でピックアップ車バンデイランテスを生産するのみだった。
 国内でのカローラ販売で大きな成功を収めたインダイアツーバ工場は、国内とアルゼンチン、そしてウルグアイ市場の需要に応えるため、残業を含む2交代制でフル稼働している。
 トヨタ南米&カリブのCEO、スティーブ・St・アンジェロ社長によると、同社の目標は、現時点で米国トヨタが供給している南米およびカリブ地域の他の市場を、将来的にはインダイアツーバ工場が供給を受け持つ事だという。
 さらに同社長によると、ブラジルでのカローラ生産を高めるため、インダイアツーバ工場には新たな塗装ブースが必要だといい、今後建設される予定になっている。
 9月中旬に開発省のイーゴル・カルベッチ事務局長とスティーブ・St・アンジェロ社長は、日本のトヨタ本社でこの投資に関する合意文書に調印しており、ブラジル政府は、サトウキビを通して生産されたブラジルのエタノールを使用したハイブリッド車など、新技術の研究を促進するための提案を確立したルート2030のガイドラインの中で実施される資金として、10億レアルの投資を承認している。
 St・アンジェロ社長は、この資金には将来的に投資するインダイアツーバ工場の生産能力アップに関する支出は含まれていないと断定的に述べている。
 インダイアツーバ工場は、年間の生産能力が7万4000台であるにもかかわらず、2017年には8万4375台数と過去最高の生産台数に達している。経済危機やドル高にもかかわらず、2018年度もカローラ工場はフル稼働を続けている。
 従業員達や当局者、報道関係者やゲストを前にしたスピーチで、同社は誰もが同じ方向に歩み寄りできるよう組合の協力を要請しており、組合と何らかの種類の困難に直面している事を示唆している。
 インダイアツーバのカローラ工場は、1998年に1億5000万ドルの投資額でCKD生産プロセスを導入し創業した。そして、既に4世代にわたるモデルを120万台以上生産している。
 この投資額10億レアル(日本からの投資)は、今後18カ月にわたって送金され、インダイツーバ工場は今後5年間に近代化され、将来的には、第二モデルの生産への柔軟性を得る事になる。
 そのモデルに関する質問に対してSt・アンジェロ社長は、同社の将来的な新型車の発表に関する公表はできないというものの、2019年に発表されるカローラ・ハイブリッド車の生産が行われる可能性があると示唆している。

2018年10月10日付

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