ブラジル政府、外国人旅行者倍増を計画

 有名なビーチや山々、そして世界最大の熱帯雨林を抱えるブラジルという国を訪れる外国人の数は、実は、フランス・パリ市内の数ある観光名所の一つであるルーヴル美術館を訪れる外国人の数よりも少ない。ブラジル政府が15日に公表した「国家観光プラン 2018-2022」に基づいて伝えた19日付伯メディアによると、18年の1年間にルーヴル美術館を訪れた人の数は過去最多の1020万人に達し、そのうち外国人は760万人に上った。これに対し、昨年ブラジルを訪れた外国人の数はルーヴル美術館よりも100万人少ない660万人だった。

 「国家観光プラン」を策定したブラジル政府は、同国を訪れる外国人の数を22年までに現在の2倍近い1200万人にまで増加させようとしている。これはもちろん簡単なことではない。国連の世界観光機関(UNWTO)のデータによれば、近年の南米大陸における外国人旅行者数の増加率は、16年は6.3%、17年は8.4%だった。しかしブラジルにおける外国人旅行者の増加率は、16年は4.5%、17年は0.6%といずれも南米全体の平均を大幅に下回り、18年もわずか0.5%の増加にとどまった。ちなみに、18年にペルーを訪れた外国人旅行者の数は前年に比べて10.0%多く、アルゼンチンを訪れた外国人旅行者の数も前年に比べて7.5%多かった。

 報道によると、ブラジルを訪れる外国人の数が大きく増加しないことについて専門家らは、ブラジル国内の交通網に問題がある、観光情報の開示が不足している、観光に携わる人員のサービスの質が低い、などという要因を挙げている。そして報道を見る限りでは、専門家らはブラジルの治安の悪さについては何ら言及していない。命が危険にさらされるリスクが非常に高い国をわざわざ旅先として選ぶ外国人はあまり多くないと思うのだが、この国の専門家らはその点については気にならないようだ。

 観光省の統計によると、18年にブラジルを訪れた外国人はアルゼンチン人が249万8000人で最も多く、米国人が53万8000人、チリ人が38万7000人、パラグアイ人が35万6000人、ウルグアイ人が34万8000人でそれに続いた。

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