ブラジル神楽保存会公演 広島忘年会で「紅葉狩り」披露

ブラジル神楽保存会公演 広島忘年会で「紅葉狩り」披露
「紅葉狩り」で鬼を退治する平維茂を演じている様子

 ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)主催で11月25日に行われた忘年会で、ブラジル神楽保存会の公演が同センターで行われた。メンバー15人による、約20分間のショーを来場者らは楽しんだ。

 初めにコーディネーターの橘愛子さんが同会の歴史について説明し、JICA研修で昨年は3人、自費で1人の計4人が広島県で修行したことを報告。日頃の練習や日本での研修について、ドキュメンタリー映像や神楽研修中に日本のテレビで放送された映像を鑑賞した。

 続けて、同会のメンバー15人による「紅葉狩り」が披露された。「紅葉狩り」は、将軍・平維茂(たいらのこれもち)が「紅葉」という女性に心を奪われたが、実はその女性は鬼で、襲われてしまうというあらすじ。最後は山の神に力を借り、鬼を退治する話だ。日本で研修生が学び、ブラジルで1年間練習し続けた集大成の演目の迫力と完成度に、会場からは大きな拍手が贈られた。

 1934年に10歳で移住し、現在はサンパウロ州リベイロン・ピーレス市に住んでいる鈴鹿山伯留(すずかやま・はくりゅう)さん(93)は、孫3人が「ブラジル神楽保存会」に所属している。「卒寿(90歳)の時には、孫に『恵比須』を披露してもらってとても嬉しかった」と孫の活躍を喜んだ。

 中野晃治さん(82)は、同会の創立初期から関わっていたという。「昔は広島県から衣装のお古をもらったり、手作りでやっていたが、今は随分レベルが上がった。広島の文化を伝えてくれる人がいるのは嬉しいし、とても大切」と後継者の活躍ぶりを喜んだ。

2018年12月5日付

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