ブルージェイズが優勝 第25回トヨタ杯全伯野球大会 初のソフトはマリリアに栄冠

ブルージェイズが優勝 第25回トヨタ杯全伯野球大会 初のソフトはマリリアに栄冠
優勝が決まった瞬間のニッポン・ブルー・ジェイズの選手

 ブラジル野球・ソフトボール連盟(大塚ジョルジ会長)主催の「第25回トヨタ杯全伯野球大会」の決勝トーナメントが15、16両日、サンパウロ(聖)市ボンレチーロ区のミエ・ニシ野球場で開催された。15日の準決勝で勝利したニッポン・ブルージェイズ(NPBJ)とアニャンゲラ・ニッケイクルビ(ANC)が、16日午後1時から行われた決勝戦に進出。両者とも乱打戦の状況が続いたが、NPBJが5回裏に1点リードしたまま9―8で9回表まで逃げ切り、優勝の栄冠を手にした。

 ブラジル野球界最高峰の同大会は昨年からTOYOTAがスポンサーとなり、同大会名に名前が変わった。また、今年は初めてソフトボール大会も同時に行われた。

 15日に行われた準決勝では、マリリア文化体育協会とANC、聖大学医学部(USP)とNPBJが戦い、昨年の決勝トーナメント進出で両チームを破ったANCとNPBJが決勝に進んだ。16日午前9時には3位決定戦が行われ、3―7で昨年2連覇を果たした強豪マリリアをUSPが敗る波乱の展開となった。

 決勝戦の始球式には、在ブラジル日本国大使館の山田彰特命全権大使が投手、在聖日本国総領事の野口総領事が捕手、ブラジルトヨタの下村セルソ副社長が打者を務めた。野球が好きだという山田大使は見事な投球を披露し、会場をおおいに沸かせた。

 決勝戦は1回表で先攻のANCが早々にヒットを飛ばして1点取得し、さらに1ヒット2塁打で追加点を得るなど好調なスタートを見せた。対する1回裏ではNPBJが満塁から、2点連取。2―2の同点のまま1回を終えた。

 2回表はNPBJの好投でANCは無得点のまま終えたが、2回裏ではNPBJが3塁打等で3点を連取。2―5でNPBJがリードし2回を終えた。

 3回表、ANCがデッドボール等で満塁になり、更にデッドボールで1点獲得。そのままヒットを打ち2点連取すると、観客からは歓声が湧き上がった。山本道明さん(71、広島)は試合を眺めながら「こんなにデッドボールが出るのはブラジル野球始まって以来だ」と唸っていた。3回裏はNPBJが無得点に終わり、5―5で同点のまま4回へ進んだ。

 4回表、センター前ヒットでランナーがホームインするなどANCの猛攻撃で3点獲得。4回裏にはNPBJが1点を追加すると応援団の歓声も一際大きくなり、相手のデッドボールも連発。追加点を加えたが、追いつかず8―7でANCが1点リードした。

 しかし、5回表にANCが三者凡退の無得点で終わると、5回裏でNPBJの攻撃が爆発し2点を連取。その後は6回、7回、8回と両者無得点の状況が続いた。

 9回表では、NPBJが1アウトを取るとそのままの勢いで守備がセンターフライをキャッチ。スリーアウトで試合が終了すると、NPBJの選手らは肩を抱き合って喜んだ。

 オールドボーイ野球を続けている富田博義さん(77、東京)は、「この球場にはよく来るけど、やっぱり若い人の試合は観客数が違うね。ブラジルの野球は徐々にレベルが上がっているよ」と長年続けてきた伯国の野球の歴史を思い、満面の笑顔を向けた。

 また、同時に行われていたソフトボール大会では、マリリア文化体育協会が見事に優勝。大会初のトロフィーを受け取った。

2018年12月21日付

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