ベネズエラ人の難民申請 年初から6カ月で昨年上回る=ロライマ州

 経済的・政治的な混乱にある自国を離れたベネズエラ人のブラジルへの移動が続いている。連邦警察によれば、国境を接する北部ロライマ州で今年1~6月の間に記録されたベネズエラ人による難民申請は1万6523件に上った。この数は、急増した昨年の申請件数(1万3583件)をすでに上回っている。ニュースサイトG1が11日付で伝えた。

 連邦警察のデータによれば、年初から6月22日までの期間に同州で行われた難民申請は1万6953件で、うち97%をベネズエラ人が占める。その他は、キューバ人155人、ハイチ人139人などとなっている。

 ベネズエラ人による難民申請は、ロライマ州への移動が始まった15年の253件から、翌16年には2048件に増加。昨年は1万3000件を超えた。今年に入ってからは、3月の2316件から、同国の大統領選挙を控えた4月に4035件へ急増。現大統領が再選を決めた5月には4054件に達し、同月で昨年1年間の申請件数を上回った。

 このデータに関して、ロライマ連邦大学国際関係学教授のグスタボ・ダ・フロタ・シモンエス氏は、件数とロライマ州に滞在するベネズエラ人の数は一致しないと指摘している。同教授は、年初から連邦警察で難民申請を行った1万6523人のベネズエラ人について、多くは主に仕事を求めて他所へ移動しているため、全員が同州にとどまっているわけではないとの見方を示している。

 同氏によれば、ロライマ州へのベネズエラ人の流入は3つの段階に分かれている。15年から16年にかけては、生活物資購入のため国境を越え、再び自国へ戻っていたが、17年からはより良い生活を求めて同州へ移り住むようになった。そして現在では、同州を通過点とする移住者という新たな性質をもちつつあるという。

 陸軍によれば、過去5カ月間にロライマ州に入ったベネズエラ人の数は、1日平均416人と推定されている。同州都ボア・ビスタの市役所の推計によれば、現在同市内には市人口の7.5%にあたる約2万5000人のベネズエラ人が滞在している。

2018年7月12日付

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