ベネズエラ人入国を一時停止 地域裁決定で17時間後に再開=ロライマ州

 ベネズエラと国境を接する北部ロライマ州で6日、国境市パカライマからの同国人のブラジル入国が一時停止される措置が採られた。同州第1連邦裁判所の判事が決定した仮処分によるもので、ブラジルで難民申請や一時滞在申請をしていない、または第三国へのビザや航空券を所持していないベネズエラ人が対象となった。7日に連邦第1地域裁判所が同措置を停止する決定を行ったことに伴い、ベネズエラ人の入国は現地時間の同日午前10時ごろから再開された。国内メディアが伝えた。

 ロライマ州第1連邦裁判事による仮処分は、同州の公共サービスへのアクセスにあたり、ベネズエラ人に有効な旅券を有していることなどを求める同州政府の政令に対して連邦検察庁などが起こした民事公訴に関連したもの。仮処分では、連邦政府による同州から国内他地域へのベネズエラ人の移動プロセスとの数的均衡に達し、同州における人道的保護条件が創設されるまでベネズエラ人移住者の入国を停止するとされた。

 同州では、経済的.社会的混乱にある自国を離れたベネズエラ人の入国が続いており、同州内の国境から1日あたり500人が入国していると推定されている。今年上半期にベネズエラ人移住者によって行われた難民申請は1万6000件以上となっている。

 仮処分に伴い、連邦警察と連邦道路警察、国家治安部隊により6日午後6時(ブラジリア時間)からベネズエラ人入国停止の措置が実行に移された。

 同措置の開始から数時間後、連邦最高裁判所のベベル判事が、ロライマ州とベネズエラの国境の閉鎖を求める同州政府の訴えを却下する判断を示した。

 その後、連邦第1地域裁判所が国家総弁護庁による申し立てに対し、第1連邦裁の仮処分の停止を決定した。国家総弁護庁は、ベネズエラ人の入国阻止は、ブラジルが結んだ国際的な責務を侵害することになると訴えていた。地域裁の決定を受け、入国停止の措置は7日午前中から解除された。

2018年8月8日付

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