ベレン開拓先没者慰霊祭 第40回の節目に30人が参列

ベレン開拓先没者慰霊祭 第40回の節目に30人が参列
あいさつする生田会長

移民110周年も兼ね先人を弔い

ベレン開拓先没者慰霊祭 第40回の節目に30人が参列
慰霊祭の様子

 汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)主催の「第40回開拓先没者慰霊祭」が10月27日、パラー州アナニンデウア市にあるアマゾニア援護協会傘下の厚生ホーム敷地内で行われた。毎年11月2日の「死者の日(お盆)」の前週土曜日に行われている慰霊祭は今年、移民110周年記念事業として催された。会場に集った約30人の参列者は先人を弔い、今後の慰霊祭への想いを語った。

 慰霊祭には、西本願寺などによる仏教、生長の家、天理教、創価学会(BSGI)が持ち回りで協力しており、今年は生長の家パラー支部が担当した。

 慰霊祭は1979年のアマゾン入植50周年記念祭の折りに、アナニデウアにあった同協会の学生寮敷地内に開拓先没者供養慰霊碑が建立され、毎年慰霊祭が執り行われてきた。95年に、厚生ホーム敷地内に移設されてからは同碑の前で毎年行われている。

 生田会長は「パラー州を筆頭に、アマゾン地域の日系社会は新しい時代に入っている。日本人が持つ勤勉、誠実、正直な精神を、躾(しつけ)を通して残していくことが大切になってくる」とあいさつし、今年入植89周年を迎え、それまで苦労を重ねて日系社会を発展させた先人の功績を振り返った。

 続けて、パラー日系商工会議所の山中正二副会頭、アマゾニア援護協会の八巻考夫医師が弔辞を述べた。

 在ベレン領事事務所の浜田圭司所長は「先人の偉大な功績に思いを馳せ、先人のたゆまぬ努力に関し、深い感謝と敬意の念を捧げたい」とあいさつした。

 その後、浜田所長、生田会長の順に参列者が焼香を上げ、先人に祈りを捧げた。

 慰霊祭の参加者は1世の高齢化が進むにつれて減少傾向にあるが、今年101歳を迎えた岩坂保さん(熊本)や、同協会の佐藤平治顧問(96、宮城)ら、長年慰霊祭を見続けてきた人が未だ健在だ。

 佐藤顧問は「最初から来ている。2世の人がなかなか来てくれないが、消滅してしまうようなことがないようにしたい。寂しく思うが、そういうものだと思う」と実情を語る。 

 病を克服し、3年ぶりに参列した五十嵐栄祐さん(77、新潟)は「先没者のお陰で、今日の我々がある。本当に有難いこと。2世以降にも来てもらいたい」と想いを口にした。

 生長の家パラー支部関係者で、サンタ・イザベル日本人会の古和田道弘副会長(72、京都)は「以前から来ている。人数は少ないが、今日の慰霊祭の雰囲気は良かった」と話した。翌28日には、同市内にある生長の家の施設でも先祖供養が行われた。

 終盤、司会進行役を務めた同協会の堤剛太副会長は「来年はアマゾン移住90周年を迎えます。来年もこちらで皆さまの顔を見られますように」と締め括った。

2018年11月7日付

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