ポルトガルでの入国拒否 10人中7人はブラジル人

 ポルトガルの外国人・国境サービス(SEF)が5日に公表したデータによれば、今年1月から8月の期間に首都リスボンのウンベルト・デルガド空港で同国への入国を拒否された外国人は2209人で、2017年同期間の1269人から74%増加した。国籍別で最も多いのはブラジル人で、全体の約7割を占めている。国内メディアが同日付で伝えた。

 年初からの8カ月間に同空港で入国を拒否された外国人の数は、昨年同国の国土全体で入国を拒否された外国人(2142人)を上回っている。

 この期間に入国を拒否された2209人の外国人のうち、1655人(74%)はブラジル人だった。1日あたり6人のブラジル人がポルトガル入国を拒否されている割合となる。以下、国籍別では、アンゴラ、パラグアイ、モロッコ、ベネズエラと続いている。

 昨年1年間に同国への入国を拒否されたブラジル人は1336人だった。今年は8カ月間で前年を23.8%上回っている。入国拒否されたブラジル人の数が最も少なかったのは13年で、299人だった。

 同国メディアの報道によると、ブラジルからポルトガルへの航空便数は、サンパウロやリオ・デ・ジャネイロ、ブラジリア、フォルタレーザなど国内各地から週に計30便以上が運行されている。ポルトガル当局は、同国へ到着する観光客の中に、実際は同国またはヨーロッパ諸国で就労・生活する事を考えている外国人が多くいると推測している。偽造書類を利用して渡航するケースもあるという。

 各空港における外国人の入国拒否の主要な原因は、有効で適切なビザがなかったり、ホテルの予約がないことや滞在費の不足(1日あたり最低40ユーロ=約178レアル)などとなっている。

 ブラジル、ポルトガル両国の当局のデータによれば、昨年ポルトガル国内に居住していたブラジル国籍者は8万5426人で同国内の全外国人(42万1711人)の20.3%を占め、同国最大の外国人コミュニティとなっている。

2018年10月10日付

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