ポルトガル移住が急増 不動産購入で居住権取得

 ポルトガルでの出入国管理を監督する外国人国境サービス(SEF)のデータによると、ポルトガルには正規ビザを所持するブラジル人が8万人居住している。しかし、欧州のパスポートも所持するブラジル人や、不法滞在しているブラジル人も含めると、居住者数はさらに多い。13日付エスタード紙が報じた。

 リスボン市ブラジル総領事館のアルバロ・ファグンデス秘書官は、「ブラジル人を魅了する分野の中には、生活の質、言語の容易さ、気候、文化の近接性、優れた大学のオファー、そして、ブラジル人にとってポルトガルへの関心が高くなっているということがあげられる」と述べている。

 ポルトガルは就職口が多くなっており、西ヨーロッパで最も最低賃金が低い(557ユーロ)というものの、ポルトガルへの移住は、既に経済的に資力のあるブラジル人にとってオプションの一つになっている。

 例えば、サンパウロ市ジャルジンス区のマンションを売って、リスボン市エストレーラ区でマンションを購入した写真家ジョルジェ・アブジ氏は、「ブラジルを愛しているが、ポルトガルでの生活はもっとシンプルで落ち着いている。車は持っていないので渋滞に時間を奪われることもない。旅行したい時はレンタルすれば良く、心配する必要もない」と述べている。

 アブジ氏は、不動産を購入することで、ゴールデンビザと呼ばれる投資活動での居住許可(ARI)を取得した。これは、ポルトガル政府が居住許可を付与するプログラムで、最低100万ユーロの資本金の送金や、10人以上に雇用を創出する起業、また都市再生エリアの不動産や築30年以上の不動産で35万ユーロ以上の物件を購入、その他の投資などが含まれている。

 外国人国境サービスによると、この種のビザの発行は、2017年の最初の7カ月間だけで既に185件に達している。このビザが創設された2012年から16年5年間では、247件しか発行されていなかった。

2017年10月17日付け

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